『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の公開前スペシャルイベントが1月26日(水)に都内で行われ、日本語吹替版声優の上白石萌歌、梶裕貴が登壇した。

1984年に公開され、世界的大ヒットとともに社会現象を巻き起こした一大エンターテイメント映画『ゴーストバスターズ』、そして『ゴーストバスターズ2』(89)の後継的作品ともいえる本作。都会での生活が苦しく、母と兄の3人で田舎町へと引っ越してきたフィービー。地殻プレートや断層、採掘場やライブハウスさえもないこの街では、30年間にわたり原因不明の地震が頻発していた。荒れ果てた小麦畑に祖父が遺した古びた屋敷。そこで暮らし始めたフィービーは、リビングの床にほどこされた奇妙な仕掛けに気づく。パズルのように床をスライドさせていくと、床下には謎の装置が隠されていた…。主人公の少女フィービーをマッケナ・グレイス、その兄役をフィン・ウルフハード、さらに兄妹を手助けすることになる学校の教師役をポール・ラッドが務める。

イベントには、日本語吹替版で主人公フィービー役を務めた上白石萌歌と、フィービーの兄トレヴァー役の梶裕貴が登壇。渡辺直美からのメッセージ映像も上映された。

「両親がドンピシャの世代」という上白石は「お話をいただく前から両親と一緒に見て魅了されていた」と本作のファンだったといい、その最新作への出演には「母親と父親が飛び上がって喜んでくれて」と明かした。一方で梶は「僕自身が飛び上がるくらい嬉しかった」と振り返り、シリーズ1作目が公開された同年に生まれた梶もシリーズを楽しんでいたようで「僕も家族で見ていたので、その記憶がよみがえってきました」と本作への出演を喜んだ。

まだ誰も声を入れていない状態でアフレコを行ったという上白石は「いつものお芝居とは違う環境で、初めての実写映画への吹替で、いろんなことが新鮮」と振り返り、人物への吹替に「息遣いとか仕草とか、リップ音もちゃんと見て、なるべくフィービーを演じたマッケナ・グレイスさんと同じ心境で、なるべく同期できるように意識しながらお芝居をしました」と役作りを語った。また、事前に鑑賞した際には「めちゃくちゃ泣いちゃって、マスク交換しなきゃいけないくらいヨレヨレになってしまって」と明かした。

“ゴースト”にちなんで、“怖がりですか?霊感は?”という質問に自身はないという2人だが、上白石は「(両親が)新婚旅行でエジプトに行ったら(父親が)憑りつかれてしまって、数日間日本語ではない言語を話していた」とエピソードを明かすと「想像以上にリアリティのある…」と驚きを隠せない様子の梶。梶は「奥さん(竹達彩奈)が見える時は見える部分があって。一点をボーっと見ている時があって、これは何かいるんだ、見えてるんだなと思って聞いてみると『うん』って。冷っとしてしまいますね」と明かした。

イベントの終盤では渡辺直美からのビデオメッセージが上映され、巨大なマシュマロマンが登場。上白石と梶がゴーストバスターズの武器「ニュートリノ・ワンド」を手にマシュマロマンをバスターした。

【写真・文/編集部】

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2022年2月4日(金)より全国で公開!
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:マッケナ・グレイス、ポール・ラッド、フィン・ウルフハード、キャリー・クーン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント