『ノイズ』の初日舞台挨拶が1月28日(金)に丸の内ピカデリーで行われ、藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、永瀬正敏、廣木隆一監督が登壇した。
絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”――過疎化に苦しむ島だったが泉圭太が生産を始めた“黒イチジク”が高く評価され、希望の兆しが見えていた。そんな日常が小御坂睦雄の登場で一変。圭太と猟師・田辺純、新米警察官・守屋真一郎の3人は圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。この殺人を隠す3人だが、なんと小御坂は元受刑者のサイコキラーだった。殺人、警察の捜査、島民たちの結束、次々と増える第2、第3の死体…。果たして圭太たちはすべてを隠し通せるのか?凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意<ノイズ>が、染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。泉圭太役を藤原竜也、幼馴染の田辺純役を松山ケンイチが演じる。
隠された部分が多い本作の宣伝活動では苦労も多かったようで「ようやく楽にしゃべれるようになって嬉しい」と挨拶した藤原。今回の舞台挨拶では、本作の撮影中に永瀬が撮影した写真をスクリーンに投影しながらトークが展開された。
藤原と松山が後ろを向いてしゃがみこんでいる写真では「コーヒーを飲んでいたら、藤原くんと松山くんが自主練を始めた」と永瀬が見つけたワンシーンを収めている。これに松山は「撮られていることを知らないので、改めて見るとこんな感じで自主練しているんだなと」と撮影を思い返している様子だった。
また、カラーで撮影されたイチジク畑を収めた写真では「めちゃくちゃきれいな写真ですね」と見入っている様子の藤原。松山も「(この撮影のことを)覚えています。この写真はそういうものを全部よみがえらせてくれる、いろんな感情が詰まった一枚だと思います。すごいです、ありがたいです」と感慨深げに語った。
藤原・松山・神木の3人の笑顔も収められており、藤原と松山の2人での笑顔の写真を見ながら「ガッツリ組むのは15年ぶり。前と変わらぬ彼の立ち姿というか度胸というか、自分自身を主張して現場に入ってくれる」と松山の佇まいを称賛する藤原は「彼の姿勢が勉強になったし、一緒にやってくれて助かりました」と感謝の気持ちを口にした。
さらに、藤原との対峙は「面と向かって演技した人にしか分からない感覚」と明かす松山。その言葉を聞いて藤原は「僕自身も楽しかったですし、こういうメンバーで一緒に作品を作るということはこんなに楽しくて、いい意味で引っ張られて、貴重ないい経験になりました」と語った。
【写真・文/編集部】
『ノイズ』は全国で公開中!
監督:廣木隆一
出演:藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、伊藤歩、渡辺大知、酒向芳、迫田孝也、鶴田真由、波岡一喜/寺島進/余貴美子、柄本明/永瀬正敏
配給:ワーナー・ブラザース映画
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