WIT STUDIOが手掛ける新作オリジナルTVアニメ『おにぱん!』の制作・放送が決定した。

原作は、TVアニメシリーズ『魔法使いの嫁』監督を務めたクリエイターの長沼範裕氏、WIT STUDIO、小学館集英社プロダクションの3者による「おにぱん!プロジェクト」が手掛け、AAO Projectによる原作企画の開発事業がTVアニメーションとして実を結んだ。本作のアニメーションは2022年に10周年を迎え、躍進を続けるWIT STUDIOが制作。監督は『みなみけ』『ゆるゆり』などを手掛けた太田雅彦、シリーズ構成はあおしまたかしが担当する

今回、制作・放送の決定に伴い、主人公となる3人のおにっ子の情報とキービジュアルが発表された。主人公は、人間と鬼が共存する世界で“鬼のイメージアップのため”、生まれ育った故郷・鬼ヶ島から東京の中学校に転入してくる14歳のおにっ子の赤鬼のつつじ、黄鬼のひまわり、青鬼のつゆくさの3人。キービジュアルには、主人公3人と作中でキーアイテムとなる「おにぱん」(=鬼のぱんつ)が描かれており、おにっ子たちのように元気で明るいビジュアルとなっている。

メインキャストには人なつっこくて好奇心旺盛な赤鬼・つつじ役に野崎結愛、やんちゃでいたずらっ子な黄鬼・ひまわり役に根岸実花、クールと思わせてズボラな青鬼・つゆくさ役に野中ここなという、さくら学院で活躍していて卒業をした野崎結愛、野中ここな、「ちゃおガール2019」グランプリの根岸実花のフレッシュなメンバーを迎え、さらに3人と重要な関わりとなる桃園桃役を前田佳織里、一寸法子役を富田美憂、クマ役を井上喜久子の3人が脇を固める。

ティザーPV

つつじ(CV:野崎結愛)

鬼ヶ島から東京の中学校に転入してきた赤鬼の女の子。14歳。人なつっこく裏表のない明るい性格で好奇心旺盛。誰に対してもフレンドリーではあるが、距離感が近すぎるため戸惑われることもある。鬼のイメージアップにも全力で取り組むつもり満々だけど、最初はちょっと物怖じしたり。しかしながら、一度こうと決めたらやりぬく心の強さを持っている。もっとも、そんなところが災いし、時に変な方向に迷走してしまうのが玉にキズ。都会に憧れを持っており、恋やおしゃれには特に興味津々。

野崎結愛 コメント

――作品に対する印象
鬼の子供が主役というところにすごく魅力を感じました。鬼は一般的には悪者とされているけれど、鬼側から物事を見てみるとまた新しい発見があったり、みんなそれぞれを受け入れられる心が持てたり、おにぱん!はそんなアニメなんじゃないかと私は思いました。
さらに、3人の友情や周りの人々の優しさなどに、楽しみながら気づくことができると思います!
――キャラクターへの印象、意気込みなど
私が担当するつつじは、喜怒哀楽が激しくて、元気でポジティブな可愛らしい女の子だと思います!
セリフからもひまわりとつゆくさの2人を励ましたり、感情の起伏の激しさが感じられて、アフレコをするのがとっても楽しいです。私は、声優業が初めてで、不安な部分はたくさんありますが、このつつじと一緒に楽しくレベルアップをしていきたいと思います。
そして、私なりのつつじを精一杯表現したいです!

ひまわり(CV:根岸実花)

鬼ヶ島から東京の中学校に転入してきた黄鬼の女の子。14歳。活発そうな風貌通り、やんちゃでいたずら好きな女の子で、つつじやつゆくさをグイグイ引っ張って色々なことに挑戦していく。基本的には周りのことを気にせず我が道をゆくタイプ――なのだが、二人が変な方向に振り切れてしまったり、予想外なことが起きたりするとテンパってしまうという、突発事に弱い常識的な面もある。3人の中で炊事掃除洗濯などの家事スキルが最も高く、鬼っ子たちの健康的な生活を支えている。

根岸実花 コメント

――作品に対する印象
かっこよくて、可愛いおにっ子たちが「鬼のイメージアップ」という自分たちの使命のために、一生懸命頑張る姿に勇気がもらえる作品だと思います。最初は、「鬼」と聞いて想像がつかなかったのですが、中学2年生で私と同い年ということもあって、親近感がわきました。鬼だけど、人間と同じく、笑ったり、怒ったりしている姿がとても好きです。
鬼と人間の共存というテーマは現代の社会にも通じることがあると思うので、個性の強いおにっ子たちを暖かく見守っていただけたらなと思います。
――キャラクターへの印象、意気込みなど
私が演じさせていただくひまわりは、いつも元気で男の子っぽくて、みんなの先頭に立つことのできるツッコミ担当の女の子です。私自身、勇気をもらうことも多々あって、ひまわりのことが大好きです。
また、今回が初めての声優のお仕事で、上手くいかないことも多いですが、キャラクターに命を吹き込むというとても貴重で楽しい経験です。
これからも色々なことをどんどん吸収して、ひまわりの成長と一緒に自分もパワーアップしていきたいです。

つゆくさ(CV:野中ここな)

鬼ヶ島から東京の中学校に転入してきた青鬼の女の子。14歳。何事にも動じることなくクールな態度を崩さない孤高の美少女……と思わせて、単にズボラでものぐさなダウナー系。天才肌で大概のことは苦もなくやってのけるのだが、面倒なのでつつじやひまわりに押しつけることもしばしば。座右の銘は『今日やらなくても明日の私がやってくれるといいなあ』。3人の中では最も精神的に大人だが、甘い物が大好きでスイーツのためなら何でもやるような子供っぽい面もある。

野中ここな コメント

――作品に対する印象
今回参加させていただく新アニメ「おにぱん!」はとてもカラフルな明るい3人のおにっ子が、見た人の生活を色鮮やかにしてくれるクスッと笑える作品となっています!
この3人以外にも沢山のキャラクターが登場するので毎回の放送を楽しみにしてくださると嬉しいです。
どんな年代の方にも愛される、そんな作品となっています。
――キャラクターへの印象、意気込みなど
私が声を吹き込ませていただいたつゆくさちゃんは、どんな状況でも周りに流されず、
クールでおっとりしていて、とても愛おしくなる青鬼の女の子です!
いつもはのんびりしているつゆくさちゃんですが、食べ物(特にスイーツ)の事になると、テンションが上がって笑顔になる所がとても好きです。今回初めて声のお仕事をするので緊張しますが、初めて命を吹き込んだキャラクターがつゆくさちゃんで本当に幸せだと感じながら演じています。

原作:おにぱん!プロジェクト
原案・原作監修:長沼範裕
おにっ子デザイン原案:トマリ 
監督:太田雅彦
助監督:橋口淳一郎
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン・総作画監督:柳隆太
美術監督:鈴木俊輔
3DCG監督:廣住茂徳
色彩設計:小松亜理沙
撮影監督:頓所信二
編集:小野寺絵美
音響監督:えびなやすのり
効果:山谷尚人
録音:鶴巻慶典
音楽:三澤康広
アニメーション制作:WIT STUDIO
企画協力:AAO Project

TVアニメ『おにぱん!』は2022年に放送!
声の出演:野崎結愛、根岸実花、野中ここな、前田佳織里、富田美憂、井上喜久子
©2022 おにぱん!製作委員会