映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、ゴースト退治に欠かせない各種ガジェットや、効果音に至るまでが、オリジナルに忠実に再現されている。

1984年に公開され、その年の全米年間興行収入No.1、日本でも年間配給収入No.1(1985年)に輝く歴史的大ヒットを記録した映画『ゴーストバスターズ』。公開後、No Ghostのマークは一躍有名になりグッズ化、テーマソングは連日ヒットチャートを賑わすなど、世界中で社会現象を巻き起こした。さらに1989年には続編となる『ゴーストバスターズ2』が公開。80年代カルチャーをけん引する伝説のSFアクションシリーズとなった。

『ゴーストバスターズ』、『ゴーストバスターズ2』の続編となる本作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』で、両作を手掛けたアイヴァン・ライトマン監督からゴーストバスターズを受け継いだのは、彼の息子であり、アカデミー賞監督賞にノミネートされた経歴を持つジェイソン・ライトマン。主人公はゴーストバスターズの血を引く少女フィービー。彼女は祖父が遺した屋敷に引っ越し、祖父がゴーストバスターズの一員だったことを知ってしまう。30年前ゴーストバスターズによりNYで封印されたはずのゴーストたちが復讐を始める中、フィービーがたどり着いた“家族の秘密”とは?『ゴーストバスターズ』らしいユーモアはそのままに、世代を超えて明かされる真実に驚きの感動が世界中を涙に包み込む。

1984年、89年に続く正統続編となる本作では、ゴースト退治には欠かせない各種ガジェットや、効果音に至るまでが、寸分たがわずオリジナルに忠実に再現されている。「本作を作るにあたって、まずは時間をかけたのが当時の
映画の作り方を解明することでした」と語るのは、本作の監督を務めたジェイソン・ライトマン。本作を制作するにあたり監督は、“オリジナルに忠実にする”ことに強い思いがあった。特に劇中に登場するガジェットに関しては、1作目に作成されたオリジナル図面をすべてスキャンニングして正確に再現したという。

ECTO-1

監督は「プロトンパックやゴーストトラップ、PKEメーター、フライトスーツ、ECTO-1、ゴーストのパッチに至るまで、可能な限り正確に再現するために、あらゆるディティールに目を配りました。PKEメーターや、プロトンビームのサウンドまで、オリジナルのサウンドファイルから再現しています。」とそのこだわりようを明かす。監督が可能な限り再現したというガジェットの数々、特にバスターズたちが背負っているプロトンパックや、ゴーストを捕獲するためのゴーストトラップ、そしてゴーストを探すために必要なPKEメーターなどは、ゴーストバスターズを語るうえで絶対に欠かすことのできない必須アイテム。その一つ一つが完璧に再現されているのは、ファンにはたまらない。

プロトンパック

この監督の思いの実現には、ジェイソン監督の父親で、1作目と2作目の監督を務めたアイヴァン・ライトマンの存在が欠かせない。ゴーストバスターズの生みの親といっても過言ではないアイヴァンが傍らにいたことは、監督にとってとても幸運だったようで「どうやってプロトンビームやテラードックを表現したのか?特殊効果はどのように使われたのか?『ゴーストバスターズ』をどのようにして作り上げたのかを、僕は父と座り込んでたくさん話し合いました」と、父親と膝を突き合わせて熱く語り合ったことを打ち明けている。

PKEメーターを片手に、黒くて重そうなプロトンパックを背負いながら、ゴーストを追いかける。ユニークなガジェットを駆使してNYをゴーストから救い、本当のヒーローになる逆転劇は、今なお色あせない。シリーズの正統続編となる本作では、登場人物たちこそ少年少女に代わったが、その熱い思いはアイヴァンからジェイソンに、親から子へとしっかりと受け継がれている。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は全国で公開中!
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:マッケナ・グレイス、ポール・ラッド、フィン・ウルフハード、キャリー・クーン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント