『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』が2月10日(木)より東京都美術館で開催されるのに先駆けて、報道陣に向けた内覧会が開催された。
2月10日(木)~4月3日(日)に東京都美術館で開催される『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』。17世紀オランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメールは、写実的かつ綿密な空間構成と美しい光と影の表現で世界中から愛される作家。
そのフェルメールの初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》が大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に続けて、所蔵館以外では世界初公開となる。
上塗りされた絵具層を慎重に取り除き、徐々に姿を現していくキューピッドの修復の過程を映像でも紹介されているほか、修復前の複製画も展示されているため比べて見ることができる。実際に2つを交互に見ると作品の印象の違いを感じ取ることができる。
さらに、同館が所蔵する巨匠レンブラント・ファン・レイン、ハブリエル・メツー、ヤーコプ・ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点が展示される。本展は、「レンブラントとオランダの肖像画」「レイデンの画家」「《窓辺で手紙を読む女》の調査と修復」「オランダの静物画」「オランダの風景画」「聖書の登場人物と市井の人々」と順を追って紹介される。
フェルメール作品をテーマにした人気キャラクター・ミッフィーのぬいぐるみなど、様々なコラボグッズを販売。ともにオランダ生まれのフェルメールとミッフィーが、本展限定で特別にコラボ。2種類のぬいぐるみに加えて、「手紙」をテーマにした様々なミッフィーグッズも販売。
『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』
会期:2022年2月10日(木)~4月3日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8-36)
休室日:月曜日、3月22日(火)(※2月14日(月)、3月21日(月・祝)は開室)
開室時間:9:30~17:30(※入室は閉室の30分前まで、※金曜日の夜間開室は展覧会公式サイトにて)
観覧料:一般 2,100円/大学生・専門学校生 1,300円/65歳以上 1,500円
※本展は日時指定予約制。詳細は 展覧会公式サイトにて。