『前科者』の公開御礼舞台挨拶が2月11日(金・祝)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、有村架純、磯村勇斗、マキタスポーツ、岸善幸監督が登壇した。
原作は、香川まさひとが、罪を犯した“前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた社会派ヒューマンドラマ。監督は『二重生活』(2016)で初めて映画監督を務め、『あゝ、荒野』(2017)では報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などで作品賞を受賞した岸善幸。主演を務めるのは有村架純。劇場公開に先駆けて、11月よりWOWOWでドラマを放送・配信。新人保護司の阿川佳代が様々な「前科者」と向き合い成長する様を描く職業ドラマとなっており、映画は佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う社会サスペンスとして制作され、映画版は完全オリジナル作品として描かれる。
今回、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』以来、約4年ぶりに共演した有村と磯村だが、『ひよっこ』での夫婦役に続き、本作では有村が保護司、磯村が刑事という関係性を演じた。そこで、“次に共演するとしたら?”という質問に「バディものとか」と答えた有村は「磯村くんにツッコんでもらいながら…。2人で闘っていくような物語」と説明し、磯村は「喜劇やりたいね」とコメント。
さらに有村は「弁護士とか。同じ会社で働く者同士」とアイデアを語ると、磯村は「弁護士っておもしろいね。ぜひ弁護士役でバディやりたいですね」と想像を膨らませた。
ここで、劇中で磯村と“バディ”を組むマキタスポーツが登壇。撮影時には「マキタさんが現場にいらっしゃるまで緊張で笑えなかった」とムードメーカーだったことを有村が明かしたが、一方で磯村は「芝居で緊張感を作っていたのはマキタさんでした。本物かなというくらい」と芝居での存在感を称賛した。
終盤では、13日に29歳の誕生日を迎える有村のバースデーをサプライズでお祝い。一足先に昨年9月11日に29歳になった磯村は「(磯村自身は)心を磨いていきたい」と語り、「架純ちゃんはすでに心がきれいなのでデビルにだけはならないで」とコメントし笑いを誘った。
また、有村は「30歳は楽しみなので、30代に向けてつなげられる一年間になればいいなと思います」と抱負を語り、磯村とは「29歳、楽しみましょうね」と笑顔で語り合った。
【写真・文/編集部】
『前科者』は公開中!
監督・脚本・編集:岸善幸
出演:有村架純、磯村勇斗、若葉竜也、マキタスポーツ、石橋静河、北村有起哉、宇野祥平、リリー・フランキー、木村多江/森田剛
配給:日活、WOWOW
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会