“笑いの力”を武器に東日本大震災と真摯に向き合ったヒューマンドラマ『永遠の1分。』で主演を務めるマイケル・キダに注目が集まる。
本作は、世界が困難に立たされている今、多くの人を前向きにしたいという制作陣の熱い想いのもと、“笑い”がもたらす癒しの力で困難や葛藤を乗り越えていく姿を描く。ユーモアたっぷりの小ネタもテンポ良くちりばめられ、伏線回収はもちろん、制作陣が実際に苦悩したことを追体験することができるエンターテイメント作品。主演には、『コンフィデンスマンJP』でダー子たちの執事役で知られるマイケル・キダ。主題歌とヒロイン役に、ヒップホップ・シーンでカリスマ的な存在感を誇るラッパーAwich。そのグルーヴ感あふれる圧倒的な歌声も本作の大きな見どころだ。その他、毎熊克哉、ライアン・ドリース、片山萌美、ルナ、中村優一、アレクサンダー・ハンター、西尾舞生、そして渡辺裕之など国際色豊かな実力派俳優陣が脇を固める。
本作の主人公、3.11のドキュメンタリー映画を撮影するために来日したアメリカ人の映像ディレクター・スティーブ役を演じたのはマイケル・キダ。映画『コンフィデンスマンJP』の長澤まさみ演じるダー子たちの世話をする執事を演じ、セリフはないものの常に画面の中をウロチョロしていて気になる外国人と言えば思い至る人も少なくないのでは。
実は彼は俳優以外にも様々な顔を持つ多彩な人物だった。10代の頃はプロのインラインスケーターとして活躍し、スポーツ万能。大学では心理学を学び、大学卒業後はイタリアや韓国など世界各地を滞在して回り、2006年に来日。葉山エリアでインターナショナルスクールの幼稚園で先生や園長として勤務後、農業をスタート。食べたい野菜をプランターで作り始めたのをきっかけに、徐々にその規模を広げ、庭付きの家、200坪の貸畑、自分で開墾した1,000坪以上の農園、そして現在では2,000坪のオーガニック農園「Organic Geeks」を営みながら生活している。農園では、お客さんと共に収穫した野菜を使った料理教室などのイベントも行っているという。
また、来日6年目には新橋にテキーラメキシコバーを開店し、店長として働きつつ人脈を広げ、10代の頃の頃に抱いた芸能活動へチャレンジする機会を得る。知り合いの紹介でNHK国際放送の番組に出演して以降、モデル、CM、レポーター、俳優などのタレント活動をスタート。その自給自足のライフスタイルが注目を浴び、「沸騰ワード10」や「THE 突破ファイル」などのバラエティ番組や料理番組、NHK国際放送の旅番組などにも外国人タレントとして出演している。また、『旅するダンボール』(18)のナレーションや、『最高の人生の生き方』(19)などに出演。昨年より大手芸能事務所ホリプロに所属、そして今回、本作『永遠の1分。』でついに主役を演じる。マルチな才能で活躍するマイケル・キダの初主演作に注目だ。
『永遠の1分。』は2022年3月4日(金)より全国で公開!
監督:曽根剛
出演:マイケル・キダ、Awich、毎熊克哉、片山萌美、ライアン・ドリース、ルナ、中村優一、アレキサンダー・ハンター、西尾舞生/渡辺裕之
配給:イオンエンターテイメント
©「永遠の1分。」製作委員会