『君が落とした青空』大ヒット御礼舞台挨拶に福本莉子＆松田元太らが登壇

『君が落とした青空』の大ヒット御礼舞台挨拶が2月28日（月）にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、福本莉子、松田元太（Travis Japan／ジャニーズJr.）、Yuki Saito監督が登壇した。

全国女子中高生に大人気の小説アプリ「野いちご」で“切ない小説ランキング”第1位を獲得し、書籍が発行部数16万部を記録している櫻いいよ原作の本作。主人公・水野実結役には福本莉子。とにかく素直で一生懸命、“思わず応援したくなる”等身大のヒロインを瑞々しく演じている。そんな福本演じる実結の彼氏・篠原修弥役には、2012年に結成されたジャニーズJr.内ユニットTravis Japanのメンバーである松田元太。サッカーが得意な学校の人気者で、不器用に見えるけれど実結のことをまっすぐに想いやる役柄を爽やかに演じている。監督を務めたのはYuki Saito。

一昨年行われた撮影中は「会話が少なかった」という福本と松田だが、昨年秋以降の宣伝活動を通じて話す機会も増えたようで、松田について福本は「いつも明るくて、現場を和ませてくれるムードメーカーです」と表現し、松田は「かわいらしい人だと思いますし、結構おもしろいなというのが伝わってきます」とコメント。さらに「ギャグとかやってなかった？」という松田に福本は「むしろあなたの方がやってませんでした？」とツッコミが入るなど笑いを誘うやり取りを見せた。

また、劇中に登場する手紙を松田自身が書いたことを明かされると、「役の中で自分の思いが伝えられたらと思い書きました」という松田。その手紙に福本は「字がお上手」と感心している様子だった。

舞台挨拶ではここでYuki監督から、福本と松田にサプライズで手紙が用意され、福本については「莉子ちゃんの中で透けて見える儚さがこそが、最大の魅力なんじゃないかと思います。やり切ったではなく、その次を想像してしまうのが女優・福本莉子だと思います。そんな風に思わせてくれてりがとう」と伝えた。

続けて、松田には「自分が主演でいいのかと不安に襲われていましたね」と振り返り、「プレッシャーがある中で、俳優・松田元太として現場にいるはずなのに、常にTravis Japanを代表している意識が強くて、メンバーの思いやファンの期待も背負っていたんじゃないかと思います」と松田の思いを汲み、「一度しかない映画デビュー、主演デビューをともに歩むことができて幸せです」と喜びを表現し、「何度タイムリープしても、僕は福本莉子と松田元太を選びます。心からありがとうございました」と2人に感謝の気持ちを語った。

これにこぼれる涙を拭う松田は「自分を見つめ直せたり、足りない部分を見つけられたり、大事なことに気づいた瞬間で。もう一回Yuki監督に撮ってもらえるように、俳優としての松田元太も大事な部分ではあるんですけど、Travis Japanの松田元太として今後もメンバーの思いだったり、ファンのみんなの気持ちだったり、家族もそうですし、たくさんの人の気持ちを背負って一個一個進んで、いろんな形でたくさんの方に恩返しして、Yuki監督にも恩返しできたらいいなと思います」と語った。

【写真・文／編集部】