『ブルーサーマル』初日舞台挨拶にキャスト・監督らが登壇

『ブルーサーマル』の初日舞台挨拶が3月4日（金）に新宿バルト9で行われ、堀田真由、島﨑信長、榎木淳弥、小松未可子、橘正紀監督が登壇した。

青く澄み渡る大空を舞台に躍動する大学航空部を描いた青春漫画「ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-」（小沢かな著）。“エンジンを搭載せずに上昇気流（サーマル）を捉えることで⾶翔する航空機・グライダー“で飛行スピードを競う部活・体育会航空部という新鮮なテーマと、繊細な空の表現や青春のすべてを賭けるまっすぐなキャラクターたちの心理描写から、新たな青春漫画として注目を集めた。主人公・都留たまき（通称・つるたま）とその仲間たちが繰り広げる感動ストーリーを、圧倒的リアリティで描く大注目の青春漫画をアニメーション映画化した。主人公・都留たまきを演じるのは本作で声優初挑戦の堀田真由、脇を固めるのは島﨑信長、榎木淳弥、小松未可子、小野大輔と豪華キャストが大集結し、主題歌・挿入歌を務めるのは大注目バンドSHE'S。

本作で初めて声優に挑戦した堀田は「いよいよという感じです」と公開初日を迎えた感想を語り、観客を見渡した。劇中で特に好きなのは「（堀田演じる）つるたまと、（榎木演じる）空知との掛け合い」と明かす堀田。榎木も「あそこで心が開けた感じがしましたね」と同意した。

倉持役の島﨑も「2人のやり取りいいですよね」とお気に入りの様子。本作の魅力について「空の表現が素敵」と語り、「いろんな空の表情を楽しんでもらえたら嬉しい」と見どころの一つに挙げた。

アフレコ現場では「初めてのことだらけ」という堀田は学ぶことも多かったようで「島﨑さんから台本の持ち方。マイク前での距離感とか」と声だけでの演技ならではの部分を教わったことを明かした。

和やかなムードで行われていた舞台挨拶だが、実は堀田はほかのキャストに話せていなかったことがあったようで「ずっと言ってなかったんですけど…『呪術回線』好きで見ていて」と明かすと、榎木は「3人とも出てる」と笑い、堀田は「初日の収録でそっちのほうが緊張して。呪術回線ごっことか楽屋でやってたのに、ご本人を目の前にすると言えなくなっちゃって（笑）」と明かした。

大学での青春を描く本作にちなんで、“青春だと思った出来事”を聞かれた島﨑は「声優になってからずっと青春ですよ。中高生とかのドキドキとか甘酸っぱいものを真剣に考えてリンクしていく」と声優ならではの魅力を語り、さらに「毎回アフレコで新しいチームができて、友達みたいになって。みんなで旅行いこうと先輩後輩関係なくて」と仲の良さをうかがわせるエピソードも語られた。

最後に堀田は「この作品を見た時に、一回空を見て深呼吸してみようかなと前向きな気持ちになりました。みなさんにとっても晴れやかな気持ちになる作品であればいいなと思います。ぜひ空の旅を楽しんでください」とメッセージを送った。

【写真・文／編集部】