ミュージカル『ラカージュ・オ・フォール』3月8日(火)より日生劇場にて開幕するのに先駆けて、公開ゲネプロが行われた。
こんな時代だからこそ、手に手をとって繋がる人と人との絆。南仏サントロペのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」オーナーのジョルジュと、看板スターの“ザザ” ことアルバンは20年間同棲し、事実上の夫婦として生活してきた。ジョルジュの最愛の息子ジャン・ミッシェルをアルバンが母親代わりとなって手塩にかけて育ててきた。そんなある日、ジャン・ミッシェルが突然結婚を宣言。結婚相手の気難しい父親に認めてもらうため一晩だけ《普通の家族》に見えるよう取り繕ってくれるよう懇願し、そのうえ、ずっと会っていない実の母親を呼んで欲しいと頼みこむ。それを聞いたアルバンは深く傷つくが、ジョルジュの説得によりジャン・ミッシェルの頼みを受け入れるが…。
『ラ・カージュ・オ・フォール』は、1973年にジャン・ポワレ作のフランスの劇として誕生し、数々の賞を受賞。ミュージカル版の日本初演は1985年に帝国劇場にて上演され、1993年からザザ役に市村正親が扮し、2008年からはジョルジュ役に市村の劇団四季時代からの盟友・鹿賀丈史を迎え、「ラ・カージュ」史上最高のコンビが誕生した。再演を重ねながらも、毎シーズン初日から千穐楽まで連日のスタンディングオベーションという大成功を収め、今なおその人気は衰えを見せない。
『ラ・カージュ・オ・フォール』は東京・日生劇場(3月30日まで)を皮切りに、4月9日・10日に愛知・愛知県芸術劇場、4月16日・17日に富山・オーバード・ホール、4月22日~25日に福岡・博多座、4月29日~5月1日に大阪・梅田芸術劇場、5月7日・8日に埼玉・ウェスタ川越で上演される。
【写真・文/片岡由布子】
『ラ・カージュ・オ・フォール』は3月8日(火)~30日(水)に東京・帝国劇場で上演、4月9日(土)・10日(日)に愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、4月16日(土)・17日(日)に富山・オーバード・ホール、4月22日(金)25日(月)に福岡・博多座、4月29日(金・祝)~5月1日(日)に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、5月7日(土)・8日(日)に埼玉・ウェスタ川越 大ホールで上演!