重ねる日々に見出す希望の物語―『今はちょっと、ついてないだけ』の予告映像が解禁された。
部屋に差し込む朝の光、コーヒーの香り、湖を渡る風…。シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人達の輝きを見つめる映画が誕生した。かつてはスター・カメラマンだった寡黙な主人公を演じるのは、『カフーを待ちわびて』以来13年ぶりの映画主演となる玉山鉄二。シェアハウスの仲間達に音尾琢真、深川麻衣、団長安田(安田大サーカス)、ほか高橋和也らが顔を揃える。「四十九日のレシピ」他が映像化された作家・伊吹有喜の同名小説(光文社文庫刊)を原作に柴山健次監督が映画化。ままならない現実を「今はちょっと、ついてないだけ」と受け入れ、“心が本当に求めるもの”を重ねる日々に見出していく丁寧な生き方が、心をそっと幸せで満たす。
今回解禁された予告映像は、玉山鉄二演じる表舞台から姿を消した人気カメラマンの立花、音尾琢真演じる家に居場所がない元テレビマンの宮川、深川麻衣演じる将来に悩む美容部員の瀬戸、そして団長安田演じる落ち目な芸人の会田、それぞれが“今はちょっと、ついてない”日々の中、シェアハウスで出会い、共に過ごし、ゆっくり心を休める様子が映し出される。 4人が集うシェアハウスで淹れる香り立つ一杯のコーヒーに癒され、美しい緑に囲まれた北竜湖でのカヤック、海を見渡すことのできる大三東駅やドローンで撮影された美しい棚田などの風景が心を満たす―。
かつて自分をプロデュースした高橋和也演じる巻島との過去に囚われていた立花だったが、“不器用な”仲間たちとの時間が立花を少しずつ変えていく。そして、かとうかず子演じる立花の母が語りかける「そのうち、ええ運がくるでねぇ」の一言に、彼らの未来が少し感じ取れる映像となっている。
予告映像
さらに、本予告映像で主題歌、奈良発のロックバンドAge Factoryの「First day song」が初公開された。原作にインスパイアされ、本作の主題歌として書き下ろした曲で、歌詞の「時計の針が今重なって、少しだけまた思い出す」は、主人公・立花が“心が本当に求めるもの”を重ねる日々に見出していく姿を表現している。本楽曲は各種配信プラットフォームで4月6日から配信予定。
また、映画 『今はちょっと、ついてないだけ』オリジナル・サウンドトラックの発売・配信が決定した。音楽・小川明夏による全22曲のサントラは4月8日(金)より各種配信ストアで配信、4月19日(火)にCD(2,000円(税抜))が発売される。
『今はちょっと、ついてないだけ』は2022年4月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開!
監督/脚本:柴山健次
出演:玉山鉄二、音尾琢真、深川麻衣、団長安田(安田大サーカス)/高橋和也
配給:ギャガ
©2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会