「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」において『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』が3月21日(月・祝)にヒューマントラストシネマ渋谷で上映され、上映後の舞台挨拶に佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)、酒井祐輔監督が登壇した。

TBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして、3月18日(金)~24日(木)の7日間、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されている「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」。これまでもアイドルの常識を覆し続け、日本の芸能界で前人未到の境地を切り拓こうとしている「ももクロ」はどこに向かい、私たちに何をみせてくれようとしているのか?メンバーや関係者たちへのインタビューを通じて、その可能性と未来をみつめる作品『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』。女性アイドルの最前線を走り続けている「ももいろクローバーZ」。アイドルとして唯一無二のももクロとは?彼女たちが輝き続ける理由とは―。

19日(土)の百田夏菜子、20日(日)の高城れにに続いてこの日に登壇したのは佐々木彩夏。撮影では「すごく難しい質問で悩んだ」こともあったという佐々木は「どこの部分がピックアップされてるのかなと思ったら、まさかあんな風に!ビックリしちゃった」と本作の仕上がりに驚きを隠せない様子だった。

撮影自体は「ぬるっと始まった」と笑いながら明かす佐々木だが、その撮影の終わりについても「『そういえば来なくなったね、酒井さん』ってぬるっと終わった(笑)」と特に身構えて撮影されていたことがないことを明かし、「だからこそ素の部分が出てると思います」と自信を見せた。

映される側であった佐々木は、完成した本作を見て「感じたことも気づいたこともあります。監督としゃべることで、自分ってこう思ってるんだと整理できた」と振り返り、ほかのメンバーへの個別インタビューのシーンでは「だいたいこんなことを答えるだろうなと分かるんだけど、“こうやって言うんだ”とか“ここが大事なんだ”と新鮮に聞けました」と明かした。

また、映像には収まり切れない部分も多かったようで、「ももクロの存在が、同世代だったり、若い子たちの力になっていると思う」と自身の考えを明かす酒井監督。これに佐々木は「会場を見ても女の子がいてくれるのはすごく嬉しい。みんなの憧れでありたいという気持ちもあるんですけど、同じくらい友達みたいに思っていて」と時折照れ笑いを浮かべつつ、「あーりんがこれやってるから真似しようとしてくれるのも嬉しいし、あーりんがカップラーメン食べてるからカップラーメンにしようとか、いいことも悪いことも共有して楽しく過ごせたらいいな」「いいときも悪い時も思い出してほしいな」とファンへの思いを語った。

最後に佐々木は「アイドルをやっていて、ステージで歌って踊ってるだけがアイドルじゃないなと。裏側を見てもらったり、素の部分も含めて応援してもらえるのがアイドルの楽しいところでもあり、難しいところだと感じているので。アイドルという存在のいろいろな部分をもっと楽しんでいただけるようにがんばっていかないとなと改めて感じるきっかけになりました。裏側も楽しんでくれるみんながいるのはすごく心強いと感じるきっかけになりました。もっと私たちのことを知っていただけたら」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」は2022年3月18日(金)~24日(木)にヒューマントラストシネマ渋谷にて開催!