泳げない男と泳ぐことしかできない女の希望と再生の物語『はい、泳げません』の30秒予告映像とメインビジュアルが解禁された。
泳げない男と泳ぐことしかできない女の、希望と再生の物語である本作。原作はノンフィクション作家・髙橋秀実による同名エッセー。映画『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画監督の渡辺謙作が、物語として大胆にアレンジを加えて脚本化、監督もつとめた。主演は長谷川博己。水に顔をつけることもできないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司を演じる。そんな主人公に水泳を教えるコーチ・薄原静香を演じるのは、綾瀬はるか。泳ぎを教えることに情熱をかける一方で泳ぎ以外は不器用な変わりモノのコーチを、輝くような表情で見事に演じている。
今回、本作の初映像となる30秒予告映像が解禁された。「もし僕が溺れたらどうなりますか!」と言ってスイミングスクールの受付で額に汗をかきながら訴えているのは長谷川博己演じる哲学者の小鳥遊雄司。彼が震える声で話す相手は、「私が助けます」と自信たっぷりに答える水泳コーチ、薄原静香(綾瀬はるか)。入会したスイミングスクールで同じクラスとなった女性たちに、面白おかしく励まされながらなんとかプールに入ろうとするも、水に怖気付く小鳥遊は静香コーチから「たかなし!」と呼びすてにされるシーンも。
Little Glee Monsterの軽やかでアップテンポな楽曲「magic!」のリズムに乗せて、「子供みたいな」小鳥遊のコミカルでありながら必死で泳ごうとする姿が描かれる。メインビジュアルにも採用されている静香コーチの凛々しくも温かい眼差しに、目が離せない。そんな明るいシーンから一転、小鳥遊が見せるのは「怖いんです。思い出すのが」とシリアスな姿。水を恐れることになった雄司のある決定的な理由とは…。
御徒町凧が作詞、森山直太朗が作曲を手がけLittle Glee Monsterに提供したバラードナンバー「生きなくちゃ」は、そんな雄司に寄り添いそっと背中を押してくれるような優しさに溢れている。泳げない雄司と泳ぐことしかできない静香。正反対の二人がプールで出会い、水泳を通じて自らの過去に対峙していく。もう一度自分らしく生きるため、苦しい再生への第一歩を踏み出す小鳥遊に、心からエールを送りたくなる30秒本予告が完成した。
30秒予告映像
『はい、泳げません』は2022年6月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本:渡辺謙作
出演:長谷川博己/綾瀬はるか、伊佐山ひろ子、広岡由里子、占部房子、上原奈美/小林薫、阿部純子/麻生久美子
配給:東京テアトル、リトルモア
©2022「はい、泳げません」製作委員会