2019年本屋大賞受賞の大ベストセラー小説を映画化した『そして、バトンは渡された』のBlu-ray&DVDプレミアム・エディションに収録される「キャスト座談会 完全版」の一部が公開された。

血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった主人公の優子は、義理の父・森宮さんと2人暮らし。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり。一方で、夫を何度も替えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花は、娘みぃたんと暮らしていたが、ある日、娘を残して突然姿を消すー。決して出会うはずのない2つの家族。彼らには、秘密があった。父が隠していたことは?母はなぜ突然消えたのか?2つの家族が繋がり、やがて紐解かれる《命をかけた嘘と秘密》。物語がクライマックスを迎え、タイトルの本当の意味を知ったとき、極上の驚きと最大の感動がとめどなく押し寄せる。

プレミアム・エディションの映像特典「キャスト座談会 完全版」では、永野芽郁、田中圭、石原さとみが一堂に会し、キャイーンの天野ひろゆき進行のもと、貴重なトークを繰り広げた。映画公開時には放送していない未公開を含む完全版が収録されている。

今回、公開されたのは、高校生“優子”の卒業式シーンを永野と田中が振り返っている映像。MCより、田中演じる優子の義父“森宮さん”が保護者席で優子のピアノ演奏を聴きながら大粒の涙を見せるシーンについて絶賛されると、田中はお礼を言いながらも「優子ちゃん方向は1日中(カメラが)回っていましたね」と当時の様子を告白。続けて、客席側の田中にカメラが向く機会は限られていたそうで「僕は、ただ(優子ちゃん)頑張れっていう感じで居ただけなんで」と一言。謙遜しながらも、「ずっと、壇上でピアノを弾き、優子になり闘っている芽郁ちゃんを見ていた」と、まさに“森宮さん”のような親子の絆が伺えるエピソードを披露した。

一方、映画公開時のイベントや取材の際にも、人生初のピアノ挑戦を明かしていた永野だが、練習前は、「【ねこふんじゃった】も弾けなかった」と告白。この作品の為に撮影前から猛練習し「3か月で頑張りました」と笑顔を見せた。通常演奏シーンの場合、カメラは顔のアップ、手元は別の人が演奏することも多いがMCより、ちゃんと永野の手の描写もあったと言われると、永野は、うんうんと頷きながらピアノのシーンは手元も映してほしいと当時撮影スタッフへ直談判したことを明かした。

田中は、永野がピアノ初挑戦だとは知らなかったようで「凄く上手に弾く。いざ本番で緊張しながら弾くというよりも、カメラ回る前から遊びの延長みたいにして練習していたので弾けると思ってた」と告白。さらに、練習期間3か月とは思えない永野の腕前に「嘘でしょ!?」と驚いたという。最後には「間に合わせなければいけないプレッシャーもすごかったと思うし、現場でも先生と一緒にいっぱい練習してましたけど、ずっと楽しそうに弾くので永野芽郁、凄いなと思った」と率直な思いを告白。田中の言葉に、永野も嬉しそうな表情を見せた。

他にもそれぞれの印象や、石原演じる梨花について、ここでしか聞くことができない裏話を永野、田中そして石原と一緒に楽しめる内容になっている。

特典映像

『そして、バトンは渡された』ブルーレイ&DVDは発売中!
■ブルーレイ プレミアム・エディション 6,980円(税込)
■DVD プレミアム・エディション 5,980円(税込)
■DVD 3,980円(税込)
監督:前田哲
出演:永野芽郁、田中圭、岡田健史、稲垣来泉、朝比奈彩、安藤裕子、戸田菜穂、木野花、石原さとみ、大森南朋、市村正親
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会