『Endless SHOCK』の無観客配信公演の撮影が4月5日(火)に帝国劇場で行われ、報道陣に公開された。
2020年に帝国劇場で開幕した『Endless SHOCK』は新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月26日公演をもって中断。その後、無観客で撮影されたものを映像作品として2021年2月に全国82の映画館で公開された。また、本編のストーリーの3年後を描く『Endless SHOCK -Eternal-』が2020年9月に梅田芸術劇場で初上演された。
今回、“期待を少しでも損なうパフォーマンスは出来ない”との重いから『Endless SHOCK』の有観客上演上演は断念され、新演出の『Endless SHOCK -Eternal-』が上演されることに。そんな中で、『Endless SHOCK』(本編)は映像配信されることが決定し、「SHOCK」史上初の2作品同時製作が行われることとなった。本来は1作品を作り上げていく1か月の稽古期間で、別視点の2作品の同時製作となる。
「2年ぶり。本編ってきついなと思います(笑)もっときついのは勝利です(笑)」と冒頭から笑いを誘う堂本。そんな“きつい”という『Endless SHOCK』本編だが、コロナ禍で演出が変わっている部分もある。稽古期間では2つの作品を同時に製作するというハードな稽古進行だったが、実際に演じてみて“一番きついのは?”という質問に堂本は「殺陣です」と即答した。
一方で佐藤は「2本やることは演出の一環でもあるとおっしゃって。ひしひしと感じています」とコメント。「稽古期間中が役の上での、コウイチとショウリの関係性にリンクしていて」と明かす佐藤は、「もちろん大変ですけど、2本やることで『Endless SHOCK』の世界に入らせていただいた」と感謝の気持ちを口にした。
また、「僕が初めて見たエンタメ」という佐藤は「(堂本を)真正面で見ていたのを背中で見ている立ち位置になった」と感慨深げに語った。そんな佐藤について堂本は「本当にまじめ」と稽古に励む姿を称賛した。従来は年ごとのキャストによって変化してきたライバル曲だが、今後の上演でも使用されることが想定された新曲「MOVE ON」が披露されることに佐藤は「声をからすくらい思いを込めて歌うようにしています」と明かした。
『Endless SHOCK』は無観客配信されるが、「なるべく止めずにやっていく。生のリアルな部分を感じていただけるようなものになれば」と思いを語った堂本。また、この撮影が終わった後は、『-Eternal』のセットに変更されるが「結構違う」と言う堂本は「仕込みを全部変えて、立ち位置も変わってくる。みんな誰がこんなことやろうと言い出したのか」と問いかけ、これに佐藤からは「座長(堂本)です」とすかさずツッコミが入り、笑いを誘った。
佐藤は「僕が初めて見た『SHOCK』の世界に入らせていただくことになりました。誠心誠意、全力でライバル役に向き合って、役の上でのコウイチを追い越せるくらいの気持ちでがんばっています。まずは本編の配信を見ていただいて、劇場に来ていただける方は生の舞台の迫力を楽しんでいただければ」と本作をアピール。
堂本は「会場に来てくださる方は、まずは配信を見ていただけるとより内容が楽しめるんじゃないかと思います。エンターテインメントを通じて、少しでも心の潤いを届けられるといいな思います」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『Endless SHOCK』は4月9(土)19時からジャニーズネットオンラインにて収録配信され、4月10日(日)~5月22日(日)の間の日曜日正午12:00~24:00に見逃し配信が行われる。詳細は 公式サイトにて。
『Endless SHOCK -Eternal-』は2022年4・5月に東京・帝国劇場、9月に福岡・博多座にて上演!