リアルとファンタジーが入り混じる文科系哲学恋愛映画『恋は光』の場面写真が解禁された。
原作は、“恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、恋愛感情に振り回されながらも、“恋って何だろう?”と「恋」の定義について考察する主人公たちに、ウルトラジャンプ連載時から共感の声が多く寄せられ話題となった『恋は光』。 “恋の光”が視えてしまう大学生・西条を演じるのは神尾楓珠。西条にずっと片想いをしながらも「光っていない」と言われてしまう幼なじみの北代を西野七瀬が演じ、共演には平祐奈、馬場ふみかが顔を揃える。脚本・監督は小林啓一。
今回、神尾楓珠の新場面写真が解禁された。本作で演じた西条役は、これまでの神尾のパブリックイメージを大きく覆す個性派キャラクター。これまで数々の胸キュンラブストーリーや瑞々しい学園ものに出演してきた神尾だが、『恋は光』の西条はレンズの大きな眼鏡をかけ、「うむ」とつぶやきながら指で眼鏡を上に押し上げるような青年で、今までの神尾のキャリアでは珍しいちょっと変わった役どころ。少し理屈っぽい西条は、恋を感情論では無く論理的に捉えようと分析を重ねていく。
解禁された写真では、あらゆるところに本が詰まれた畳敷きの雑多な部屋に住む等身大の大学生の姿が映し出される。また、幼なじみの北代と釣りに行くのが趣味で、そのルックからも一風変わったキャラクターであることがみてとれる。大学生にしては中々穏やかな生活ぶりだが、実は神尾自身はそこまで役作りに苦労はしなかったそう。「自分も西条のように落ち着いた部分を持っているし、そこまでかけ離れているとは感じませんでした」と語るが、それはキャスティングをした監督やプロデュ―サーも感じていたことだ。初めて神尾に会った時、監督は「どこか影のあるような切ない表情や目元、発散しきれていないエネルギーを秘めているような印象を受けました」と回想する。
『恋は光』は2022年6月17日(金)より全国で公開!
監督・脚本:小林啓一
出演:神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか、伊東蒼、宮下咲、花岡咲、森日菜美、山田愛奈、田中壮太郎
配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会