4月3日(日)・10日(日)に日本テレビ系で放されたスペシャルドラマ『名探偵ステイホームズ』がHuluで見逃し配信に加えて、地上波では放送できなかったシーンをふんだんに加えたディレクターズカット完全版の配信が決定した。

『名探偵ステイホームズ』は、実家の子ども部屋で生活をする“子ども部屋おじさん”が人並み外れた検索能力を駆使する“在宅探偵”となって、部屋から一歩も出ないままでさまざまな事件を解決に導いていくサスペンスコメディ。主人公のアタル役を演じたのは、これまでに数多くの映画やドラマで変幻自在に役を演じ分けてきた北村匠海。北村にとっては、本作が地上波ドラマ初主演作となった。

物語は、在宅ワーク中の相田アタル(北村匠海)が勤務態度を理由にクビになってしまう場面から始まる。アタルを溺愛する母親・恵美(鈴木保奈美)に解雇されたことを打ち明け落ち込むアタルは、推しの人気声優・観音寺かの子(小宮有紗)のインスタ動画で癒やされようとするものの、そこでかの子の匂わせフラグを発見する。驚異の検索能力で彼女が不倫していることを暴いてしまう。アタルはインターネット上で英雄のように称賛される一方で、調子に乗って誹謗中傷を書き連ねてしまったことで事務所から名誉毀損罪で訴えられると言われてしまい…。そんな中、アタルのもとを警視庁の沼田貫太(谷原章介)と坂本才花(松本まりか)が訪問する。アタルのサーチングアビリティーを生かして警察の捜査要請に協力してもらえば、事務所からの訴えを取り下げてもらうと提案。その捜査依頼とは、ある日突然、姿を消した地下アイドルの行方を探してほしいというもので…。

アタルの推理姿をディレクターズカット完全版でまた新たな角度から…。後編には“在宅探偵”の『今後』を示す、ある衝撃シーンも…!?幼少時代のあるトラウマから潔癖症になりコミュニケーション能力も著しく低くなってしまったアタルが、恋の力を借りつつもコミカルかつ華麗に(でも全て自分の部屋で)謎を紐解いていく姿は、1秒たりとも目を離したくないほどに見どころ満載。Huluで独占配信されるディレクターズカット完全版では、それらを改めてじっくり鑑賞することはもちろん、豊富な未公開カットから、また新たな角度で本作を楽しめること必至。さらに【後編】では、海外版の続編を予感させる、ある衝撃シーンも盛り込まれているとか…。

脚本と演出を担当したのは、2020年に放送されたドラマ『ダブルブッキング』を手掛けた森ハヤシと水野格。同作は緊急事態宣言下で制作&放送されたもので、全ての物語がリモートの中だけで進んでいく新タイプのドラマとして話題に。コメディと見せかけてジワジワとサスペンスへと変ぼうしていくストーリー展開や、パソコン画面全体を使った大胆な画面構成などに対してSNS上では好評コメントが投稿された。

そして『名探偵ステイホームズ』は、その『ダブルブッキング』を見たイギリスの制作会社(ハリー・ポッターシリーズのプロデューサーも参加しているEnvision Entertainment社)から日本テレビ宛に、ドラマ共同開発の申し出があったことで誕生した作品。『ダブルブッキング』制作チームとイギリスの制作チームは企画の立案から脚本の構想に至るまで、全ての打ち合わせをリモートで実施。プロデューサーのマイケル・ネイカンは「全てをビデオ会議で進めたおかげで一層面白くなった。直接会ったことのない人たちがインターネットを通じてつながる…ドラマ作りのプロセスが実際にドラマにも影響を与えた」と今回の作品のクオリティーに胸を張って太鼓判を押している。本作は日本で放送&配信されると同時に、MIPCOMをはじめとした国際見本市にも売り出し、各国の“在宅探偵”を主人公にした続編の制作も計画されている。

予告編

水野格(監督)コメント

このドラマには「世界各国の在宅ネット探偵がチームを組んでとある国際的な巨大事件に挑む」というマーベル・ユニバース的な壮大な構想があります。アタルはその中の一人なんです。日本の物語を完結させる事に重きを置いた地上波版と違って、このディレクターズカット版はより国際的な事件に繋がるエッセンスを感じられる内容となっているので、より深く楽しみたい方は是非ご覧下さい!

『名探偵ステイホームズ』は前編・後編を配信中、ディレクターズカット版を独占配信決定!
監督:水野格
出演:北村匠海、松本まりか、森川葵、黒羽麻璃央、谷原章介、鈴木保奈美
©NTV
Hulu視聴サイト: こちら