本屋大賞受賞の傑作ベストセラー小説『流浪の月』のオリジナル・サウンドトラック盤が5月6日(金)に発売されることが決定した。

実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳のときに誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂が演じる。いつまでも消えない“被害女児”と“加害者”という烙印を背負い、息を潜めるように生きてきた2人。誰にも打ち明けられない秘密をそれぞれに抱えたまま、15年後に再会した2人が選んだ道とは―。監督を務めるのは李相日。

『パラサイト 半地下の家族』『バーニング 劇場版』『哭声/コクソン』『母なる証明』など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督ホン・ギョンピョによる美しい映像とともに、試写開始後から大評判となっているのが本作の音楽。手がけているのは、『贋作 桜の森の満開の下』(18)や『フェイクスピア』(21)などのNODA・MAPの音楽、第32回夏季オリンピックの開会式における森山未來のダンスパフォーマンスへの楽曲提供などで知られる気鋭の音楽家・原摩利彦。

これまで、久石譲『悪人』(10)、岩代太郎『許されざる者』(13)、坂本龍一『怒り』(16)など名だたる音楽家たちとともに映画の旋律を紡いできた李相日に「『流浪の月』が原摩利彦と出会えた幸運に歓喜しました。断言しますが、そう遠くないうちに原さんは映画音楽の中心的存在になるでしょう」と言わせしめた原のあまりに美しく心揺さぶられる劇伴が、サントラ盤として急遽発売されることが決定。ドラマの始まりを予感させる印象的な笙の音色、万感胸に迫るストリングス、心震わす繊細なピアノ――映画の名場面が鮮やかに蘇る珠玉の楽曲たちにも注目だ。

【国内盤】
タイトル: 流浪の月
アーティスト: 原摩利彦
発売予定日: 2022年5月6日(金)
品番: RBCP-3428
価格: 2,750円(税込)
発売元: ランブリング・レコーズ

『流浪の月』は2022年5月13日(金)より全国で公開!
脚本・監督:李相日
出演:広瀬すず、松坂桃李/横浜流星、多部未華子/趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子/柄本明
配給:ギャガ
©2022「流浪の月」製作委員会