実際起きた幽霊団地事件を基にした“考察型”恐怖体験ホラー映画『N号棟』の本編映像が解禁された。
心霊現象、超常現象、神秘体験…あなたが観ている世界は真実ですか?実際に起きた幽霊団地事件を基に “新たなる恐怖体験ホラー映画”が誕生。夜中、誰もいない部屋から響く音…勝手に開閉を繰り返すドア…チャンネルが勝手に切り変わるテレビ…とある団地の一棟で数多の怪奇現象が報告、大勢が押し寄せた怪事件だが突然事態は収束する。その裏で本当は何が起きていたのか…。主演は萩原みのり。共演には山谷花純、倉悠貴、筒井真理子ほか、個性派バイプレイヤー岡部たかし、諏訪太朗、赤間麻里子らが脇を固める。
今回解禁された本編映像では、幽霊団地の住民たちに追い詰められる史織(萩原みのり)を捉えている。死恐怖症の史織に「怖いの?なぜ?死が近いと感じるから、そうよね?」と住民たちのリーダーの加奈子(筒井真理子)が語りかける。睨み返す史織だが「ではなぜ死が怖いのか、死んだらどなるかわからないから。でもね肉体は消滅しても魂は生き続ける。見たでしょ、この現世の先に永遠の楽園があるのです。死は苦痛ではない、怖がる必要は無いんです。私たちは幸運です、死なないことを知った。しかもすべてを分かち合った仲間たちがいる。死は素晴らしいことなのです!」と諭しながら不気味にほほ笑む。周りの住人達も拍手でそれに応えるが、「だったら自分が死ねばいい!」と声を荒げる史織。
「未知の世界を恐れることは仕方のないことです、しかしそれは人間の思い上がりです。すべてを知りたい?なんでも自分でコントロールできる?愚かな」と切り捨てる加奈子は、史織に近づいていき、ささやくように「死ねば分かります、どうせここから帰すこともできませんし」とナイフを渡し、死ぬことを進める。果たして史織は一体どんな決断を下すのか?ここから本作は予測不能の怒涛のクライマックスシーンに突入していく。
後藤監督は「(萩原の)顔色が人間のそれじゃない」と、クライマックスのシーンについて回想し、萩原自身もこのシーンの撮影が特に大変だったようで「後半にかけて記憶がないシーンがいくつかあって、徐々に顔色がおかしくなっていて、リアルに萩原みのりのHPがゼロに近づいていく様がきちんと映像に残っている」と語っている。
本編映像
『N号棟』は全国で公開中!
監督・脚本:後藤庸介
出演:萩原みのり、山谷花純、倉悠貴/岡部たかし、諏訪太朗、赤間麻里子/筒井真理子
配給:SDP
©「N号棟」製作委員会