荒木哲郎監督×WIT STUDIOによるオリジナルアニメ映画『バブル』の本編映像が解禁された。

本作の舞台は世界に降り注いだ泡〈バブル〉で重力が壊れた東京。ライフラインが閉ざされた東京は一部の若者たちの遊び場となり、ビルからビルに駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となっていた。ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めるヒビキが重力が歪む海へ落下。突如現れた、不思議な力を持つ少女ウタがヒビキの命を救った。そして、2人にだけ特別な音が聞こえた…。監督・荒木哲郎、脚本・虚淵玄、キャラクターデザイン原案・小畑健、音楽・澤野弘之ら最高峰のクリエイターが集結。主人公・ヒビキ役に志尊淳、共演に宮野真守、梶裕貴、畠中祐ら荒木組の作品で主演を務めてきた人気実力派声優たちが出演する。

今回解禁された本編映像は、主人公・ヒビキとヒロイン・ウタがパルクールを通して初めて心を通わせる重要なシーンで、本作のエンディングテーマ「じゃあね、またね。」を歌うりりあ。が本編で初めて歌声を披露するシーンでもある。

映像は、ヒビキから過去の話を聞き、自分の気持ちに気付いたウタがあるメロディを口ずさむシーンからはじまる。最初はあまりうまく歌えないウタだったが、再び歌い始めると、透き通るような美しい歌声を披露する。あまり言葉を話していないウタが突然披露したその歌声に、驚きを隠せないヒビキだったが、その歌声を聞き、自身の過去の記憶がフラッシュバックする。ウタは、ヒビキを誘うように、そのメロディにのせて華麗な動きを見せると、ヒビキもその動きに引き寄せられるかのように走り出す――。徐々にシンクロしていくその姿から、言葉はなくとも通じ合っていく2人の心が感じ取れる印象的なシーンとなっている。

このシーンは、キャスト陣も本作の好きなシーンとして上げており、また、ラブパルクールとも表現されるヒビキとウタがパルクールで心を通わせるシーンについて荒木監督は「心を通じ合わせるシーンでこんなに作画枚数が必要なんだという…。アニメーターの超絶アクションと澤野さんの劇伴が一番盛り上がっているこの瞬間に合わせて作り上げる事は、やってみて面白いなと思いました。今までの巨人を倒す時に使っていたエモーションを、恋愛の煌めきに使ってみました」と制作時の思いを明かしている。

本編映像

『バブル』劇場版は2022年5月13日(金)より全国で公開、Netflix版は4月28日(木)より全世界で配信!
監督:荒木哲郎
声の出演:志尊淳、りりあ。、宮野真守、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、逢坂良太、井上麻里奈、三木眞一郎/広瀬アリス
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022「バブル」製作委員会