マイケル・マンが全編オール日本ロケで描く超大作ドラマ・シリーズ『TOKYO VICE』の特別映像が解禁された。

90年代の東京。日本の大学を卒業し大手新聞社に就職したアメリカ人青年は、ある殺人事件現場に遭遇したことをきっかけに、危険な取材を重ねていく。そこは、警察やヤクザ、そして夜の世界で生きる人間たちがしのぎを削る闇社会。駆け引きや裏切り、生々しい愛憎がうごめき、夢や希望も呑み込む大都会、東京で、果たして彼は新聞記者として真実を暴き、そして生き残れるのか―。マイケル・マンが第1話を監督し、全話のエグゼクティブ•プロデューサーとしても参加。主演を務めるのはアンセル・エルゴート。日本からは渡辺謙、菊地凛子、伊藤英明、笠松将、山下智久と実力と名声を兼ね備えた俳優陣が出演する。

今回、マイケル・マン監督が語る貴重な特別映像が解禁された。「この街の本当の姿を知りたいんです」―主人公のアメリカ人青年ジェイク(アンセル・エルゴート)が大手新聞社に就職し、危険な闇世界へと足を踏み入れた理由をそう語るシーンがある。エグゼクティブプロデューサーであり1話の監督を務めた巨匠マイケル・マンは、ジェイクを突き動かす原動力について「何がジャーナリストをかき立てるのか。映画『インサイダー』のローウェル・バーグマンや、情報を追い求める人々の物語に魅力を感じてきた。」と嬉しそうに語る。危険な世界へ導かれるように引き込まれていくジェイク。ジャーナリストとしての人生の究極の喜びは「本当は何が起きたのか、真実を発見する」ことだと説明する。

世界で最も撮影が難しいと言われる東京で、90年代の日本・東京の姿を見事に映しだした本作。監督は世界観の創造について「俳優のセリフはすでに脚本で決まっていますが、画面にはまだ映すものはなく、美術もどんな世界を形作るか分からない。一から築かなければなりません」と語る。また、「俳優の役作りから始める」というマイケル・マンは「ものの見方、呼吸の仕方、歩き方まで、そこに至った過程をつくるところから始めます。役を具体的に確立しなじんでおくことで、俳優は反射的に演技ができるようになります。5テイク目にはその状態に到達していたいですね」と徹底した役作りをしたことを明かす。

「彼らを取り巻く世界をどう構築するか。これは美術や衣装デザインの領域です。ホステスクラブ“オニキス”のセットデザインは素晴らしかった。今までのセットの中でも屈指の出来だ。様々なホステスクラブを調査した上で、独自の解釈を加えて作った」と、こだわり抜いたというセットにも注目だ。

日本人キャストもオーディションを経て決定した。「想像もつかなかったからね。どんな俳優がいるか分からないし、いろいろ驚かされた。宮本を演じる伊藤英明や、ヤクザの石田組長役の菅田俊が現れたんだ。」と、新たな素晴らしい出会いがあったという。また世界で活躍する渡辺謙に対し「撮影初日、渡辺謙が刑事役で歩いてくる。その姿だけで意識を乗っ取られるほど、彼にくぎ付けだ」と圧倒的存在感に、映画スターとしての器を感じたと太鼓判を押した。日本が誇る、「配役にはとても満足している」と語るマイケル・マンが全編オール日本ロケで描く、日米スター共演の超大作ドラマ・シリーズ『TOKYO VICE』は、息を呑む大興奮のトウキョウ・ワールドに陥れることだろう。

特別映像

『TOKYO VICE』(全8話)はWOWOWにて毎週日曜日22時より独占放送中!
©️HBO Max / Eros Hoagland
©️HBO Max / James Lisle