20代の等身大の恋愛の危うさと歯がゆさを描いた映画『わたし達はおとな』の場面写真が解禁された。

主演を務めるのは女優木竜麻生。そして藤原季節が木竜演じる優実の恋人役・直哉を演じる。さらに、菅野莉央、清水くるみ、 森田想、桜田通、山崎紘菜ら、加藤監督が信頼する若手俳優陣が集結。本作は新進女優と次世代監督がタッグを組み、「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」をそれぞれの視点で映画化するプロジェクト、“(not) HEROINE movies”=ノット・ヒロイン・ムービーズの第一弾公開作品。

今回解禁された場面写真は、木竜麻生演じる優実と藤原季節演じる直哉のリアルな日常を感じられる8点。別の大学の演劇サークルに入っている知人から公演のチラシを作って欲しいと頼まれた優実は、そのサークルの演出を手掛ける直哉と出会う。少しずつ距離を縮めていく2人はデートを繰り返し、やがて直哉と優実は半同棲状態に。今回到着した画像では、二人が初めて出会った喫茶店でのワンシーンや、寝起きの一瞬、一緒に薬局で日用雑貨を買い物するリアルな日常風景を切り取っている。

本作では、まるで付き合っている2人の日常を覗き見ているかのようなリアリティを徹底的に追求した恋愛映画となっており、今回解禁された場面写真でも、正面から2人を捉えたものが少なく、ある種の“覗き見”感が味わえる。

一方で、2人が向き合い深刻な様子を感じさせる1枚も。「圧倒的にリアリティのある日常」を極限まで追求し、2人の“生活”を生々しいまでに描いたが故、心を抉り、胸に突き刺さるシーンも数多く映し出される本作。まるで2人の生活を覗き見ているかのようなリアルな描写の連続は、優実と直哉を演じた木竜、藤原にも多大な影響を与え、情報解禁時のコメントでは、木竜が「あのアパートや道端、そしてそこのカフェ。あらゆるところにこの映画の中の人達がいるんじゃないか…そんな気がしています」と明かし、藤原は「加藤監督の脚本や芝居は、基本は技術的な積み重ねの上に成り立っているが、最後には激しくエモーショナルな部分で戦うことを自然に求められる。それでいつもボロボロになるわけだが、『わたし達はおとな』ではそのボロボロ具合がいつもとは比にならなかった」と撮影を振り返っている。

『わたし達はおとな』は2022年6月10日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で公開!
監督・脚本:加藤拓也
出演:木竜麻生、藤原季節、菅野莉央、清水くるみ、森田想/桜田通、山崎紘菜、片岡礼子、石田ひかり、佐戸井けん太、鈴木勝大、山脇辰哉、上村侑、中山求一郎、諫早幸作、伊藤風喜、鳥谷 宏之、 平原テツ
配給:ラビットハウス
©2022『わたし達はおとな』製作委員会