第94回アカデミー賞脚本賞&国際長編映画賞ノミネート『わたしは最悪。』の場面写真が解禁された。

カンヌ国際映画祭で主演のレナーテ・レインスヴェが女優賞を受賞、第94回アカデミー賞では脚本賞、国際長編映画賞にノミネートされた本作。学生時代は成績優秀で、アート系の才能や文才もあるのに、「これしかない!」という決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分のユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセルは、妻や母といったポジションをすすめてくる。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとするのだが─。

今回解禁された場面写真は、ユリヤが愛する彼の家で一緒に本棚を整理するなど、誰もが経験のある恋の始まりの時間を過ごす姿や、その一方で魅力的な他の男性に心が揺れてしまう瞬間を切り取ったものなど計6点。舞台を見るためにオスロを訪れていたフランスの名優イザベル・ユペールがヨアキム・トリアー監督と食事をした際「昨日の舞台に素晴らしい若い女性がいたのよ!」と興奮気味に明かし、それに対して監督は「知ってる。今、彼女の映画のために脚本を書いてるからね!」と偶然起こった逸話を披露、続けて「この映画を作る動機のひとつがレナーテだった」「レナーテは明るさと深みのバランスが独特なんだ。コメディでもドラマでも演じられる素晴らしい才能を持っている」と熱く語るなど絶賛の声が絶えない彼女。今回解禁された写真は、その魅力にフォーカスしている。

主人公の女性の20代後半から30代前半の日々の暮らしを描いた物語だ、メディアからは「痛烈」「破壊的」「センセーショナル」「スリリング」といった、何ともミスマッチな熱いレビューが殺到。リチャード・カーティスやポール・トーマス・アンダーソンら名だたる名匠は、「完全なる傑作」「The Best Movie」と大興奮。いったいどんな映画? という疑問には、トップ俳優から「人生初」との証言も飛び出すエモーショナルな映像体験で答えてくれる、世界の映画ファンのオールタイム・ベスト・ムービーとして異例の話題作となっている。

『わたしは最悪。』は2022年7月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開!
監督:ヨアキム・トリアー
出演:レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ハーバート・ノードラム
配給:ギャガ
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