ブロードウェイミュージカル『レント』が5月18日(水)に東急シアターオーブで開幕、公開ゲネプロが行われた。

ミュージカル『レント』は1996年にNYの小劇場でオープン後、わずか2か月でブロードウェイに進出。ピューリッツァー賞、トニー賞、オビー賞など各賞を総なめにし、世界中にレントヘッズと呼ばれる熱狂的ファンを生み、社会現象を起こした伝説的ミュージカル。新型コロナウィルスの影響により、2度の中止を経て4年ぶりに開催される今回の来日公演は、『レント』25周年を記念した記念すべきツアー。今回の「25周年記念フェアウェルツアー」は、初演から20周年を記念して立ち上げられた全米ツアー公演(2016年・18年に来日)の集大成として、その名の通り“ラストチャンス”になる予定。

舞台は20世紀末のNYイースト・ヴィレッジ。荒廃したアパートに住み、家賃(レント)も払えない貧しい生活を送るマークとロジャー。映像作家を目指すマークは女性弁護士ジョアンと付き合い始めた元恋人のパフォーミング•アーティスト、モーリーンに今も振り回されている。シンガーソングライターを目指すロジャーは、曲が書けず悶々とした日々を過ごしているが、ナイトクラブダンサーのミミと出会い、互いに愛し合うものの、心はすれ違う。共にHIVポジティブのエンジェルとコリンズは永遠の別れを迎える。ある日、行方不明になっていたミミが手遅れの状態で発見される。真っ直ぐな気持ちでミミに向き合うロジャーがやっと書き上げたラブソングを捧げると…。

ロジャー役のコールマン・カミングスは「日本に来るのをずっと楽しみにしていました!コロナ禍でも劇場で待ってくれている皆さんの存在が自分の支えになりました。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」と喜びを見せており、マーク役のJ.T.ウッドは「2018年以来の日本公演になります。東京に再び戻って来ることができて嬉しいです!生きることの大切さを謳う『レント』で劇場に戻って来ることができて幸せです」とコメント。

【写真・文/編集部】

ブロードウェイミュージカル『レント』は2022年5月18日(水)~5月29日(日)に渋谷・東急シアターオーブにて上演!
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The Company of the RENT 25th Anniversary Farewell Tour© Carol Rosegg