『ALIVEHOON アライブフーン』の完成報告イベントが5月22日(日)に都内で行われ、野村周平、吉川愛、陣内孝則、青柳翔、福山翔大、土屋圭市、山中智瑛、下山天監督が登壇した。

本作は、eスポーツ日本一のレーサーが、リアルドリフトの頂点を目指すというオリジナルストーリー。大地を揺さぶるエンジン音、猛烈な白煙、車輪をスライドさせながらコーナーを抜ける超絶ドライビングテクニックと全世界の度肝を抜いたアクロバティック&ダイナミックな競技──その魅力のすべてに迫る最高峰のドリフトエンターテイメントである本作の主演には野村周平、さらに吉川愛、陣内孝則、青柳翔、福山翔大らが共演。『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でもテクニカル・アドバイザーを務めたドリフトキング・土屋圭市が監修する。監督・下山天が企画構想に3年を費やし、世界トップレーサーたちの実走出演でCGゼロの大迫力のリアルドリフトを描く。

CGなしでのリアルを追求した撮影が話題の本作だが、「やっぱりドリフトシーンは迫力満点」とおすすめポイントを挙げる野村。福山も「ギリギリを攻めたドリフトシーンもあるので見どころ」とコメント。実際にドリフトシーンを完成した映画で見た吉川は「こんなハードな撮影を、こんなにかっこよく映像に出来るのがすごいと思いました。すべてがかっこよかった」と驚いた様子。陣内は「驚いたのは解説者席。土屋圭市さんのお芝居があまりにも自然で」と絶賛したが、その土屋は「ドリフトの審査員を30年ほどやっていたので。そのままイメージを」と謙遜していた。

実際にドリフトをしている車に乗り込んで撮影が行われたが、「本気で走っている車内でステアリングをにぎらせていただいだので、芝居をやっているというよりプロドライバーの隣に乗っているので、本当にお芝居がやりやすかった。Gもにおいも煙も味わいながらお芝居ができたので、本当に贅沢なことができたと思います。プロのドライバーはすごいと思いました」と振り返る野村だが、自身が車好きということもあり「ニコニコで現場に向かってた」と撮影を楽しんだ様子。同じく車に乗車した吉川は「ギリギリのラインを攻めてというのが、どこを見てやってるんだろうと、すごいと思いました。においがすごかったです。あんなにタイヤのにおいを嗅ぐことはないので」と振り返った。

また、ドリフトの練習は「難しかった」と言いつつ、一方で「楽しかった」と笑顔も見せた青柳。福山も「ドリフトって、この競技でしか味わえない、ほかに形容する言葉がないくらい気持ちよさがあるんだなと思った」といい、「野村くんが本当に車が好きで目がキラキラしてるんです。こんなに無弱で好奇心が旺盛な方なんだ」と現場での様子を明かした。

イベントでは、「グランツーリスモSPORT」を用いてのゲーム対決を実施。野村と土屋が対戦し、勝者が山中と対戦することに。2019年にグランツーリスモの世界大会「FIA グランツ―リスモ チャンピオンシップ」においてマニュファクチャラーシリーズのワールドチャンピオンを獲得するなど、数々の大会で優秀な成績を残す山中。初めの対戦では野村が優勢かと思いきや、ゲーム途中で野村のミスから土屋が勝利。しかし、その後は土屋の配慮により野村と山中が勝負することになったが、山中が途中でペースを落とすなどのハンデを加えた結果、野村が勝利した。この勝負を見ていた吉川は「ずっと無言で見入ってしまいました」、青柳も「楽しいですね。自分もやりたいなと思いました」と笑顔を見せた。

最後に野村は「日本の文化であるドリフトを日本の映画業界で作ることができて誇りに思っていますし、主役で光栄だと思っています。画面上から煙とにおいが伝わってきそうなくらい大迫力で、音は映画館でしか楽しめないと思うので、リアルな音と大迫力の映像、音楽、プロドライバーたちの走りと、プロのeportsの映像も見れるので、それを目の当たりにしながら楽しんでもらえたら」、下山監督は「リアルスピードのレーシングマシンにキャストのみなさんが乗って、本当のスピードで撮影しました。映画館に行って本物を体感できる2時間になっています」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『ALIVEHOON アライブフーン』は2022年6月10日(金)より全国で公開!
監督・編集:下山天
出演:野村周平、吉川愛、青柳翔、福山翔大/本田博太郎、モロ師岡、土屋アンナ、きづき/土屋圭市(友情出演)/陣内孝則
配給:イオンエンターテイメント
©2022「アライブフーン」製作委員会