人生を一変させた“秘密の恋”を描く息をのむ傑作ラブストーリー『帰らない日曜日』の本編像が解禁された。

原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛された小説「マザリング・サンデー」。舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。天涯孤独なメイドのジェーンは英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事が、すべてを変えてしまう―。監督は、カンヌ国際映画祭常連のエヴァ・ユッソン。W主演を務めるのは、注目の女優オデッサ・ヤングと、大人気ドラマ「ザ・クラウン」で各賞を席巻した人気急上昇中の英国俳優ジョシュ・オコナー。さらに、コリン・ファース、オリヴィア・コールマンという豪華共演。イギリス屈指のスタッフが集結し、階級違いの<秘密の恋>を美しく描いた愛の物語が誕生した。

1924年、初夏のように暖かな3月の日曜日。幼馴染のエマとの結婚式を控えるポールは、両親と共に前祝いの昼食会に参加する予定だった。しかし、弁護士志望のポールは、両親に法律の猛勉強をするからと嘘をつき、昼食会への遅刻を決め込み、無人の邸に秘密の関係を続けるジェーンを招待していた。初めて“正面玄関”から豪華な邸に足を踏み入れたジェーンは、胸を躍らせながら、ポールに寝室へと導かれるのであった。 

解禁された映像には、昼食会への遅刻の言い訳を持ち出し、「君が研究対象だ」とふざけながら、まるで除幕式のように一枚一枚慈しむように、ゆっくりとジェーンの服を脱がせていくポールの姿が収められており、結ばれないと知りながらも情熱的に愛し合う2人を映した、美しく、そして官能的な映像になっている。

ヤングが「こんなに長い間裸になるのは初めて」と語るほど、ジェーンとポール2人のシーンの大半は、セックス後に裸で対話している時間であり、演じるにはどんな役者にとっても並外れた信頼と親密さが要求される。ラブシーンは何度も演じたことがあるというオコナーでさえ、「感情的、肉体的に一日中丸裸だった」と語るほど過酷な撮影もあったが、「僕とオデッサで2週間ほどリハーサルを行ったのが良かったです。2人の恋愛関係の最初から最後までを整理することができました。」と語り、現場では綿密なコミュニケーションがとられていた。

ユッソン監督も「大切なのはコミュニケーションと常識、そして思いやりです」と同調する。「私は、ダンスの振り付けと同じように、身体はただの道具であるという意識を持って、身体的なやりとりに集中するようにしました。そうすると、役者はあまり個人的なことに囚われずに済むのです。ジョシュとオデッサはそのことをよく理解してくれていました。」と、ラブシーンの演出における秘訣を明かしている。ジェーンとの密会後、昼食会に向かったポール。二ヴン家に戻ったジェーンを待っていたのは思いもよらぬ知らせだった。果たして、身分違いの情熱の行く先はどこへ向かうのか—。

本編映像

『帰らない日曜日』は2022年5月27日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開!
監督:エヴァ・ユッソン
出演:オデッサ・ヤング、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、オリヴィア・コールマン
配給:松竹
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