劇場版『からかい上手の高木さん』完成披露上映会に高橋李依・梶裕貴らが登壇

劇場版『からかい上手の高木さん』の完成披露上映会が6月4日（土）にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高橋李依、梶裕貴、主題歌を担当した大原ゆい子、赤城博昭監督が登壇した。

「ゲッサン」（小学館）にて好評連載中、コミックスのシリーズ累計1,100万部を突破した山本崇一朗原作の青春コメディ『からかい上手の高木さん』。とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片が、高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう日常を描いた本作。

「2日前に完成した」という赤城監督。高木さん役の髙橋は「率直な気持ちか…うれしー！」と笑顔を見せ、「映画も2022年と思わなくて。3期終わってちょうどよくじらされて、ちょうどよくからかわれてるなと（笑）」とTVシリーズの3期から3か月後の後悔を喜んだ。「この作品が映画になるってどういうところをお話として描くのかな」という梶は「中学生としての最後の夏がテーマで、なるほどここにもっていったんだなと思いました」とコメント。さらに「完成したものを拝見すると、これしかないなというものを監督方が作ってくださった」と本作について語った。

劇場版では「“からかい”の種類が変わったのかな」という梶は「本当に高木さん攻め攻め。（思っている）その10倍はすげーから」と興奮気味に語りつつ、「少女らしい声色が出ていたので注目してほしい」と高橋の演技について称賛した。その高橋は高木さんについて「シリーズを通して高木さんをやらせていただくにつれて、等身大の女の子だなと思うようになって」「意外と普通に女の子」と表現した。

また、“待っていてよかった”という大原だが、劇場版とTVシリーズの違いについては「大スクリーンということもあっていつもより緻密に描きたいなと思って、気を配ってがんばりました」と語った。梶は「同じシチュエーションでもこういう変化があるんだなと、心を鷲掴みにされるんじゃないのかなと思いました」と劇場版のスケール感を明かした。

TVアニメから楽曲を担当している大原だが、劇場版については「情景を多めに含んだ歌詞を書いてほしい」と赤城監督からの話があったといい、「今までのオープニングよりも見える景色を描いている要素が強い」と仕上がっているという。

さらにイベントでは挿入歌とエンディング曲についての新情報が解禁され、オープニング主題歌に加えて挿入歌として「ハマボウの花」を大原が担当していることが発表された。エンディング曲については4週間にわたり、週替わりとなる。高橋は「4週分を録らせていただきましたので、ぜひ聞いてほしいです」と笑顔を見せ、梶は「2週目に驚きましたね。そこいく！？ありがとう！みたいな」とおススメした。高橋は「エンディングの楽曲の違いで後味違うなとちょっと感じて。でも、どれも高木さんの映画の後味になれると思う」といい、また赤城監督は「毎週絵も変わってる。4週目はウルっと来た」と明かすと、会場は拍手に包まれた。

【写真・文／編集部】

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