BLでつながる17歳と75歳―映画『メタモルフォーゼの縁側』の本編映像が解禁された。

2017年に連載が始まって以降、じわじわと話題を呼び「このマンガがすごい!」「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理の漫画「メタモルフォーゼの縁側」を実写映画化した本作。主人公・佐山うららは、周囲に馴染めずひとりこっそりとBL漫画を読むことを毎日の楽しみにしている17歳の女子高生。もうひとりの主人公・市野井雪は、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人。雪がキレイな表紙に惹かれて買った漫画がBLだったことをきっかけに出会ったふたりが、一緒に漫画を読んで、一緒に笑って、一緒に泣いて、時には激論を交わし、BLで繋がった2人が育む年の差58歳の友情と挑戦が描かれる。うららを芦田愛菜、雪を宮本信子が演じる。

今回解禁された本編映像では、“なにわ男子”グループデビュー後初の映画出演となる高橋恭平が演じる、主人公うらら(芦田愛菜)の幼馴染・河村紡を映し出している。主人公のうららと紡は、幼いころから同じ団地に住む幼馴染で、お互いを“うらっち”と“つむっち”と呼び合う気心知れた間柄。映像は、図書室で進路調査票とノートに描いた漫画を見つめるうららの後ろから、紡が声をかける場面。

背後に人の気配を感じたうららは咄嗟にノートを閉じて振り返ると、そこにいたのは、ノートを見てしまったことに「ごめん!見ちゃった」と申し訳なさそうな紡。自分で描いた漫画を「下手だけど」と言ううららに、紡は「そう?かわいいじゃん」と言葉をかける。アメリカ留学を目指す彼女の英莉(汐谷友希)を応援するため勉強に付き合っていると話す紡は「漫画完成したら読ませてね」と言って走っていってしまう。そんな明るくて素直な紡だが、漫画が好きで、自分で描くことに挑戦するうららや留学を目指す英莉の姿をみて、熱中できるものがあるっていいなと悩む一面も。高橋恭平演じる、優しくて、なんの気無しにホッとする言葉をかけてくれる魅力いっぱいの紡に注目だ。

本編映像

『メタモルフォーゼの縁側』は2022年6月17日(金)より全国で公開!
監督:狩山俊輔
出演:芦田愛菜、宮本信子、高橋恭平(なにわ男子)、古川琴音、生田智子、光石研、汐谷友希、伊東妙子、菊池和澄、大岡周太朗
配給:日活
©2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会