是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』に出演する、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン、イ・ジュヨンの来日が決定、舞台挨拶への登壇が決定した。

本作は “赤ちゃんポスト”に預けられた赤ん坊を巡り出会っていく人々が描かれるヒューマンドラマ。古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、<赤ちゃんポスト>がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が<赤ちゃんポスト>に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠をつかもうと、静かに後を追っていくが…。こうして、<赤ちゃんポスト>で出会った彼らの、予期せぬ特別な旅が始まる―。

今回、主演のソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンらキャスト4人の来日と、6月26日(日)に開催される舞台挨拶への登壇が決定した。併せて、このキャスト陣が演じた様々な境遇のキャラクターに迫る特別映像が解禁された。

カンヌ国際映画祭での快挙でも世界中から注目を集め、本作では赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を横流しするブローカーのサンヒョンを演じたソン・ガンホは『パラサイト 半地下の家族』(19)でアカデミー賞作品賞受賞後に来日して以来、約2年ぶりとなり、サンヒョンのブローカー仲間で、自身も親に捨てられた過去を持つドンスを演じたカン・ドンウォンは、伊坂幸太郎原作の同名小説を韓国で実写映画化した『ゴールデンスランバー』(19)以来、約3年ぶりの来日となる。

そして赤ん坊を赤ちゃんポストに預ける母親ソヨンを演じ、IUの名で歌手としても活躍するイ・ジウン、さらにペ・ドゥナ演じる刑事スジンとともに、赤ん坊を売るブローカーたちを検挙しようと追いかけるイ刑事を演じ、ドラマ「梨泰院クラス」での活躍で日本でも広く知られるイ・ジュヨンの2人は映画のプロモーションとしての来日は今回が初。韓国でのプロモーションで日本の訪問についてほのめかすなど来日を心待ちにしていたキャスト陣が是枝裕和監督とともに日本の観客の前でどのような想いを語ってくれるのか、期待が高まる。

そして来日決定に併せて、豪華キャスト陣がそれぞれの演じたキャラクターについて語る特別映像が解禁された。赤ん坊を横流しするブローカー、赤ん坊を手放した母親、正義感のために追いかける刑事…と、全く違った立場、そして境遇にいる複雑なキャラクターたちをキャスト陣が説明していく。社会を鋭い視点で見つめながらも、キャラクターたちの心情に優しく寄り添った是枝監督らしい演出とストーリーが展開する本作で、韓国のキャスト陣がみせる新鮮な表情も必見だ。

特別映像

『ベイビー・ブローカー』は2022年6月24日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン
配給:ギャガ
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