フランスを涙で包んだ実話に基づく感動作『1640日の家族』の予告編と場面写真が解禁された。
本作の元となったのは、ファビアン・ゴルジュアール監督の少年時代の体験。まさに映画の物語と同様に、生後18か月の里子を両親が迎え入れ、6歳まで一緒に暮らしたという。監督はその時のことを振り返り、「里子との出会いと別れは、私たち家族全員に影響を与えました。初めて里親となった私の母がソーシャルワーカーから受けた唯一のアドバイスは、『この子を愛しなさい、でも愛し過ぎないように』という言葉だったそうです。でも、母は特殊な仕事における感情の密接な関わりを測りかねていたようでした。悲しみと向き合う人なら誰でもそうであるように、私の人生は変わりました。まず、里子の不在にどう対処すべきか方法を見出さなければなりません。我が家では里子を受け入れたのは、あれが最初で最後でした。私は映画監督になったら最初にあの経験を映画にすると決めていました。個人的な記憶をフィクションに変換し、普遍的な影響力を持たせて強く訴えるべきだと感じたのです」と語っている。
そして、今回予告編と場面写真が解禁された。里子のシモンと4年半暮らしてきた幸せな日々に、突然訪れた“家族”でいられるタイムリミット。シモンを息子として愛してきたゆえに葛藤する里親アンナの姿や、実父エディとの間で揺れるシモンの姿が映し出される。この“家族”が辿り着く未来に、目が離せない映像となっている。
併せて解禁されたのは、家族のあたたかな時間が刻まれた場面写真6点。アンナとシモンが見つめ合い、2人の強い絆を感じさせるシーンをはじめ、アンナが優しい表情でシモンを見つめる姿、子どもたちの笑顔が眩しいカット、プールやパーティーの楽しい様子が映し出されている。
予告編
『1640日の家族』は2022年7月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督・脚本:ファビアン・ゴルジュアール
出演:メラニー・ティエリー、リエ・サレム、フェリックス・モアティ、ガブリエル・パヴィ
配給:ロングライド
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