アニメ『アオアシ』の7月2日(土)から始まる第2クールのキービジュアルと追加キャラクター、キャストが公開された。

サッカーJリーグのユースチームを舞台に、プロを目指し奮闘する高校生たちの青春を描くアニメ『アオアシ』。愛媛に暮らす中学生・青井葦人は弱小サッカー部のエース。中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、試合を見ていた一人の男と出会う。その男、福田達也は、Jリーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに可能性を見出した福田は、自らの野望を語る。「俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが─。

第12話の放送を終え、次週からは第2クールが始まる。今回、「ひたすら、前へ」とエスペリオンユースでの躍進に強い決意を見せるアシトの姿が描かれた、第2クールビジュアルが公開された。

併せて、第2クールで最大のライバルとなる東京武蔵野蹴球団ユースの選手・監督のキャラクター&キャスト情報が公開された。エスペリオンユースのセレクションにアシト達とともに挑んだものの落選した、金田晃教を江口拓也、中野淳之介を西山宏太朗、東京武蔵野蹴球団ユースの司令塔・武藤千秋を小野友樹、監督を務める佐竹晃司を前野智昭、橘総一朗の姉かつ、東京武蔵野蹴球団レディースに所属する橘都を真堂圭が演じる。

金田晃教(CV.江口拓也)

アシトと同じく高校1年生。エスペリオンユースのセレクションで不合格となり、東京武蔵野蹴球団ユースへと進んだ。武蔵野ユース入団後は、自慢のフィジカルを鍛え上げて、1年生ながらチームのエースストライカーへと成長した。気性の荒さはあるが、ゴールへの執念は人一倍強い。共にエスペリオンユースのセレクションを争ったアシト達に並々ならぬ感情を抱いている。ポジションはフォワード。

江口拓也 コメント

――本作の印象を教えてください。
漫画を一気読みするくらいビシビシ魂に響いてしかたなかったですね。自分は全然スポーツをしないけど、それでもスポーツの漫画のアツさを痛感しました。スポーツに限らず、人生にも言い換えられる素敵なセリフも多く、読んでいて胸にくるモノがありました、、、!
―演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
金田は非常に拗れたキャラクターです。でも、拗れるくらいのエネルギーってあると思うんです。命燃やしてるなあって。だからこそ演じがいがあるし、彼のその想いを全力でマイクにぶつけたいと思います。よろしくお願い致します!

中野淳之介(CV.西山宏太朗)

アシトと同じく高校1年生。エスペリオンユースのセレクションに不合格後、金田と共に東京武蔵野蹴球団ユースからのスカウトで入団。セレクション受験時はメンタル面の弱さが目立ったが、チームプレーを重視する現チームでフィットし、チームの一員として勝利を重ねていく中で自信をつけた。ポジションはディフェンダー。

西山宏太朗 コメント

――本作の印象を教えてください。
とにかく熱くて面白くて、夢中になって読みました。キャラクターの個性が濃くて、表情もとても豊かなのでお芝居するのが楽しみで仕方ありませんでした。アニメ「アオアシ」に参加することができて心から光栄です。
―演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
僕も中学の頃にスポーツをやっていて、先輩や仲間たちとの運動能力のレベルの差、そしてなによりスポーツにかける気持ちの強さの違いに愕然とした経験があります。中野くんはそんな僕の記憶を思い出させてくれましたし、それを乗り越え
ようとする姿には尊敬しかありません。作品を見てくださる方の中でも中野くんに共感する方は多いのではないでしょうか。懸命な姿を届けられるようにがんばります!

武藤千秋(CV.小野友樹)

東京武蔵野蹴球団ユースのキャプテン。攻撃の起点であり、司令塔としてチームをまとめあげる精神的支柱のような存在。エスペリオンユースの橘総一朗とはジュニアユース時代のチームメイトでもあった。ポジションはミッドフィルダー。

小野友樹 コメント

――本作の印象を教えてください。
サッカー漫画のイメージといえば、『部活動』をベースにした青春スポーツ漫画が多い印象がありますが、『クラブユース』を舞台にしているところに魅力を感じました。『勝つ事』自体が目標では無い世界で、もがきながらも成長していく彼らを、手に汗握る青春漫画とは違う角度から見守る面白さがあります。
―演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
武蔵野ユースのキャプテン、武藤千秋を演じさせて頂きます。試合ではチームの司令塔として重要な役割を果たす彼ですが、試合終盤にグッとくるシーンもあったりします。エスペリオン側の動きや、エース金田に対しての葛藤も含めて、見どころ満載の武蔵野戦。どうぞお楽しみにッ!

佐竹晃司(CV.前野智昭)

東京武蔵野蹴球団ユースの監督。現役時代は実業団チームからJ3チームを経て引退。Jユースの落選組が主体のチームながら、卓越した指導力でチームをまとめ上げ、東京都リーグ開幕7連勝を達成。ジュニアユースで指導した橘総一朗のことを折に触れて気にかける。29歳。

江口拓也 コメント

――本作の印象を教えてください。
それぞれのキャラクターやチームに個性があり、サッカーのリアルな部分をとても繊細に描かれている作品だなと思いました。
自分自身も学生時代にサッカーをやっていたのですが、そのリアルな描写に「だからこそ難しい」、「だからこそ凄い!」という共感の連続でした。
サッカーというスポーツの面白さ、難しさを色んな方に知って頂ける、素晴らしい作品だと思います。
―演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
佐竹は智将とも言える有能で底が見えない若い監督というイメージです。
自分達の能力を俯瞰でしっかりと把握しつつ、その上である戦術を推奨しているのですが、自分はかつてDFだったので、その戦術をとるとラインを上げつつ、運動量的にしんどいプレーになってくるのできついなーなどと思いつつも、その戦術に倣い、マイク前では小さくまとまらず、思い切った表現を試みようと思
います。

橘 都(CV.真堂圭)

橘総一朗の双子の姉で、東京武蔵野蹴球団レディースに所属する女子サッカー選手。はっきりした物言いをする竹を割ったような性格で、弟の着替えをクラブハウスまで届けるなど面倒見の良さもある。

真堂圭 コメント

――本作の印象を教えてください。
アシトの真っ直ぐさ、サッカーへの想いに胸が熱くなり、漫画を読む手が止まらず物語に引き込まれました。スポーツ漫画王道の仲間達との絆や家族愛が描かれている中に、プロになるために必要な環境、金銭の問題だったりがしっかりと描かれているので、サッカーの世界を詳しく知らない私にはとても興味深く勉強になりました。
―演じるキャラクターの印象と役に対する意気込みを教えてください。
橘都はストレートに感情を相手にぶつけたりとサバサバしているのですが、双子の弟である総一朗を心配し気にかけたりと面倒見が良い頼れるお姉さんと言う印象です。都のその素敵な所を表現できるように精一杯頑張ります!

また、第2クールのオープニングテーマ・エンディングテーマの情報が解禁された。『アオアシ』第2クールのオープニングテーマは、Superfly「Presence」、エンディングテーマは、神はサイコロを振らない「カラー・リリィの恋文」に決定した。

第2クールオープニングテーマ:Superfly「Presence」

Superfly コメント

オープニングテーマ曲を担当させていただくことになりました。
サッカーを通して、悩みながら、もがきながら成長していく1人の少年を応援するような気持ちで作りました。
素晴らしい作品に参加できて、光栄です。
アニメと楽曲のコラボレーション、とても楽しみにしています!
Superfly

第2クールエンディングテーマ:神はサイコロを振らない「カラー・リリィの恋文」

神はサイコロを振らない Vocal 柳田周作 コメント

処世術から誰かを愛する事の尊さまで、サッカー漫画の枠を飛び越えて「人生」そのものを教えてくれる大切な作品です。そんなアオアシが春からアニメ化され、第2クールのEDテーマを我々が担当させて頂ける事になりました。
夏の風が頬をそっと撫でるような、爽やかさの中で揺れる切なさを表現し、ヒロインである花ちゃんの想いを僕なりに言語化したこの楽曲が、アオアシの一部になれる事がどれほど光栄な事か…サッカーのルールも詳しく分からない僕が、サッカー漫画を読みながら部屋で一人絶叫し、悶絶する。それほどまでにエキサイティングで眩しくて、大好きなアオアシ。今年の夏の土曜夕方は、テレビの前で正座して観戦します。花ちゃんが好きだ!

アニメ『アオアシ』はNHK Eテレにて放送中!
©小林有吾・小学館/「アオアシ」製作委員会