阿部寛主演×内田英治監督『異動辞令は音楽隊!』の場面写真が解禁された。
物語は、コンプライアンスを問われるこの時代に犯人検挙には手段を択ばない警部補・成瀬司(阿部寛)の行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から警察内広報課・<音楽隊>への異動辞令という青天の霹靂から始まる。主演は阿部寛。阿部が演じるのは“捜査一課で現場一筋の鬼刑事”。監督は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか数々の賞に輝いた『ミッドナイトスワン』を手掛けた内田英治監督。本作は監督がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生き様を、その警察音楽隊のメンバーにイメージを重ね合わせ生まれたヒューマンドラマ。
今回、清野菜名演じる来島春子を写した場面写真5点が解禁された。春子は、阿部寛演じる成瀬が異動を命じられた警察音楽隊でトランぺットを担当する交通課の音楽隊兼務隊員。夫とは別居中で、幼い息子をひとりで育てている。音大を卒業し、警察音楽隊を志望し警察になった春子に対し、望まず音楽隊へ異動を命じられ練習にも気もそぞろで隊員たちとも険悪な関係に陥る成瀬に嫌悪感を抱いていたが―。
写真では、息子とともにトランぺットの練習に励む姿や警察音楽隊の制服姿、成瀬とセッションする姿などを捉えている。来島春子役は、まだ幼い息子の母親、警察音楽隊の隊員、交通課勤務という3役を懸命にこなす役柄で、アクションからコメディ、演技力を求められるドラマまで、幅広い役を演じてきていた清野菜々ならば担えるのではと考えキャスティングされたという。
また、音大出身のトランぺッターという設定から、音楽の素養も見た場合、ギターやベース、ドラムなど一通りこなせる清野は適任だった。「春子の真っ直ぐなひたむきさが、トランペットの練習に一途に取り組む清野さんご本人に重なるところがありました」とプロデューサーは指摘する。つまりは、清野本人の努力が春子役に通じる。仕事も音楽も育児も両立させたいけれど、なかなかうまくいかないというのが社会の実情とするならば、内田監督はそれを描きたかったという。
『異動辞令は音楽隊!』は2022年8月26日(金)より全国で公開!
脚本・監督:内田英治
出演:阿部寛、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、板橋駿谷、モトーラ世理奈、見上愛、渋川清彦、酒向芳/倍賞美津子
配給:ギャガ
©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会