『バイオレンスアクション』の完成披露試写会が7月6日(水)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、橋本環奈、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、太田夢莉、城田優、高橋克典が登壇した。

小学館「やわらかスピリッツ」で連載中の浅井蓮次と沢田新による超人気コミック「バイオレンスアクション」を実写映画化した本作。ピンクのショートボブでゆるふわな雰囲気の女の子・菊野ケイが日商簿記検定2級取得を目指し専門学校に通いながら、アルバイトをする日常を描く。ただし、そのバイト先は指名制の殺し屋で、ケイはナンバーワン指名の実力を持つ超凄腕の殺し屋<ヒットガール>。どんな相手にも臆せずターゲット撃破を完遂し、バイトが終われば颯爽と現場を後にする。そんなケイに史上最悪の依頼が舞い込んでくる―。主人公・菊野ケイ役に橋本環奈、ケイに急接近するヤクザの会計士テラノ役に杉野遥亮、ケイに想いを寄せる同級生・渡辺役に鈴鹿央士、ケイのバイト先の店長役に馬場ふみか、殺し屋の金子役に森崎ウィン、狂犬ヤクザのアヤベ役に大東駿介、凄腕スナイパーのだりあ役に太田夢莉、ほかに佐藤二朗、城田優、高橋克典、岡村隆史らが出演する。

本作では息をのむ激しいアクションにも注目だが、「大変でした。タイトルに『バイオレンスアクション』とついてるくらいなので毎日闘っていて。特にワイヤーアクションが難しかったです。だんだんと体が動かなくなってくる」という橋本。

同じくアクションで苦労した様子の太田は「(城田が)何度も練習に付き合ってくださった」といい、「(城田演じる)みちたかくんのお腹をけることがあって、なかなかうまくいかなくて何度も城田さんの息子さんが危ない状況がありました」と振り返り、「1回『あ~~』って声が」と明かし、笑いを誘った。そんな太田と橋本とのアクションシーンについて城田は「当たり前ですけど当てちゃいけない。2人とも身体能力が高かったのでとてもやりやすかった」と振り返った。

ボリュメトリックという最新技術を使い、360度グリーンバックという中で撮影されたシーンもあるという本作だが、橋本は「本当にグリーンバックなんです。アクションって視覚的な要素が重要。目標とするものがなくて前か後か分からなくなってくる」と撮影の難しさについて語り、「みなさん身長が高いので、パンチを当てるように見せるのが難しかった。あと暑い」とグリーンバックに囲まれた撮影を振り返った。

続けて「グリーンバックで一緒に…」とシーンの説明をした杉野は思わずしゃべりすぎてしまったようで「…言っちゃだめ…?」とネタバレギリギリのトークが展開された。さらにネタバレを感じさせる話をした杉野は「嘘です、すいません」とごまかし、笑いを誘った。

馬場が店長役のラーメン屋のシーンでは「基本的にずっとお店の中でみんなで話してました」と和やかなムードだったという橋本。しかし、そのシーンでは「とんでもないNGを出した」という馬場は「『そこの酔っぱらい』っていうセリフがあったんですけど、『そこのおっぱい』って言っちゃって、現場が時止まる感じになって(笑)大爆笑ではあったんですけど、(自身が演じる)店長が巨乳おっぱいキャラでもあるので、“お前が言うんかい”っていう感じでした」と明かし、笑いを誘った。

イベントでは翌日が七夕であることをちなんで、“キャストの希望”をフリップで披露。「商売繁盛」と書いた太田は「人生はいつ何が起こるか分からないので、今のうちにお仕事をたくさんして、お金を稼いで、いつ何があっても大丈夫なように対策をしておきたい」と“現実的”な願いを披露。「世界一周」と書いた杉野は、行ってみたい場所は「ドバイ」と即答し、「なんかよさそう。最先端な」と笑顔。最後に披露した橋本は「大ヒット祈願」と主演ならではの願いを書き、「王道です。これぞまさに、ということです。今日このイベントを何のためにやっているかということもありますし、これです!」と笑顔を見せた。

最後に橋本は「ようやくお届けできることができて嬉しいです。8月19日公開ですけど、夏にピッタリな音楽とアクションが爽快感があって、あっという間の映画になるんじゃないかと思います。見た方が“3分くらいに感じた”って言っていただいて、それはさすがに短すぎるんじゃないかなと思ったんですけど(笑)でもそれくらいあっという間に感じて、笑いあり涙あり、アクションもすごくかっこいいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『バイオレンスアクション』は2022年8月19日(金)より全国で公開!
監督:瑠東東一郎
出演:橋本環奈、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、森崎ウィン、大東駿介、太田夢莉、猪塚健太、箭内夢菜、兵動大樹(矢野・兵動)、くっきー!(野性爆弾)、佐藤二朗、城田優、高橋克典/岡村隆史
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©浅井蓮次・沢田 新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会