大滝詠一「夢で逢えたら」7インチ・アナログレコード


松本優作監督がオリジナル脚本で挑む商業映画デビュー作『ぜんぶ、ボクのせい』の本編映像が解禁された。

自主制作映画『Noise ノイズ』で世界中の映画祭を席巻した駿才・松本優作監督最新作。本作では日本の社会のリアルを見つめながら、孤独を抱えた3人の絆、そして1人の少年の成長を鮮烈に描き切る。主演を務めるのは、オーディションで選ばれた新人の白鳥晴都。瀬々敬久監督映画『とんび』で、スクリーンデビューを果たし、本作でも堂々とした瑞々しさ溢れる演技で存在感を発揮。ヒロインを演じる川島鈴遥はオダギリジョー監督『ある船頭の話』でヒロインに抜擢され、高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞した。若手2人を支えるのはオダギリジョー。本作では主人公が海辺で出会う軽トラで暮らすホームレスの役を自由自在に演じ切る。

今回解禁された本編映像は、大滝詠一「夢で逢えたら」を切なく歌うシーン。主人公・優太(白鳥晴都)は児童養護施設から抜け出し、やっとの思いで母親に再会するも、同居する男に依存し自堕落な生活を送る母親から家を追い出される。絶望した優太は当てもなく辿り着いた海辺で、軽トラで暮らすホームレス・坂本(オダギリジョー)と出会い、寝食をともにしていた。ある日、坂本を通じて少女・詩織(川島鈴遥)と顔見知りになる。何度か顔を合わせるうちに徐々に心を開き始める詩織と優太は、夜の海辺でお互いの夢の話をはじめた。夢がない優太に対して、詩織は「たくさんの人に希望を与えられるような歌手になりたい」と、亡くなった母親から歌を教えてもらっていたことを明かす。

詩織の歌を聞きたいとお願いをする優太。詩織が歌っても笑わないことを約束し、詩織の母親が大好きだった大滝詠一「夢で逢えたら」を歌う。その曲は、詩織が母親へ抱く、寂しく切ない心情を代弁し、母親に見捨てられた優太の傷心を癒すかのように聞こえる。歌い終えた詩織は、優太と照れながら微笑み合う。母親に会いたいと思う2人の願い、そんな孤独を抱えながらも2人の表情には希望が映し出されているーー松本監督は詩織役を選ぶにあたって決め手になったのは、今回解禁される海辺で歌うシーンだったと語る。「すごくうまいけどプロっぽく見えない。そういう僕が抱いていたイメージにぴったりの歌を、オーディションで歌ってくださったのが川島さんでした。彼女は声がすごくいいんですよ」と川島を起用した理由を明かした。

本編映像

『ぜんぶ、ボクのせい』のエンディング・テーマで使用されている、大滝詠一「夢で逢えたら」。8月3日(水)に
は大滝詠一、本人歌唱の7インチ・シングルレコードの発売が決まっており、今回、ジャケットデザインが解禁された。2018年にリリースされた12インチレコード『EIICHI OHTAKI Song Book Ⅲ 大瀧詠一作品集Vol.3 「夢で逢えたら」』と同じデザインになっており、カップリングには「麒麟 発酵レモンサワー」のCMソングとして現在お茶の間で流れている、日本ポップス界を代表する名盤アルバム『A LONG VACATION』からの人気曲「FUN×4」を収録。裏ジャケには『A LONG VACATION』40周年記念の際に制作された、世界的にも人気の高い日本を代表する漫画家/イラストレーター江口寿史とのコラボレーション・ポスターのイラストが使用されている。

「夢で逢えたら」7インチ・アナログレコード
2022年8月3日(水)発売
収録曲:
A-1. 夢で逢えたら/大滝詠一
B-1. FUN×4/大滝詠一
価格:1,800円+税
※完全生産限定盤・透明盤仕様
※予約購入は こちら

『ぜんぶ、ボクのせい』は2022年8月11日(木・祝)より新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
監督・脚本:松本優作
出演:白鳥晴都、川島鈴遥、松本まりか、若葉竜也、仲野太賀、片岡礼子、木竜麻生、駿河太郎/オダギリジョー
配給:ビターズ・エンド
© 2022『ぜんぶ、ボクのせい』製作委員会