平庫ワカのコミックをタナダユキ監督が映画化した『マイ・ブロークン・マリコ』ポスタービジュアルが解禁され、併せてエンディングテーマがThe ピーズの「生きのばし」に決定、公開日が9月30日(金)に決定した。
決定した。

原作は、2019年にWEBコミック誌「COMIC BRIDGE」で連載され、今までにない斬新な物語設定と、みる者に投げかける答えの見つからない問いかけが、多くの読者をその世界に引き込んだ。映画では、タナダユキ監督の力強さと繊細さを兼ね備えた演出、永野芽郁のこれまでのイメージを大胆に覆す役柄と演技、そして原作の持つ物語の力がひとつになり、人間の儚さと逞しさが、優しく熱をもって描かれる。ともに生き、ともに旅をするシイノとマリコの物語が誕生した。 鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。マリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに―。

今回解禁されたポスタービジュアルは、永野演じるシイノが奈緒演じる親友マリコを抱きしめる写真が、見る者に強烈なインパクトを残す。彼女が大事そうに抱いているのは、今は亡き魂の片割れ、それはシイノの目にしか映らない骨になったはずのマリコの姿だ。どこか遠くを見つめるマリコの表情とは対照的に、シイノの瞳からは、親友を亡くした悲しみと、一人で逝かせてしまったことへの怒りと悔しさ、そして彼女のために何かをしようという確固たる意志が感じられる。ポスター右上にある「勝手に逝った、あんたのために。」というキャッチコピーが、更に2人の絆の強さを引き立てている。

併せて、監督たっての希望でエンディングテーマにThe ピーズの「生きのばし」が決定した。「昔、この曲を初めて聴いたとき、〈死にたい朝 まだ目ざましかけて 明日まで生きている〉という歌詞が脳天に来たというか、ダイレクトに心に響いてきて。クソみたいな日常で、クソみたいな思いを抱えながら、でも、死ぬ時まではしょうがないからなんとか生きていくしかないじゃん、という。この作品の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はないと思っています。」と語る監督。まさにシイノそのものを表現しているかのようなストレートな歌詞と力強くも爽やかなメロディが映画のラストに寄り沿い、胸に響く。

The ピーズ

エンディングテーマ「生きのばし」

※アルバム『The ピーズ』収録曲
品番:KICS-991
定価:3,143円(税込)
2003/2/5発売
※DL&STREAMINGは こちら

原作情報

『マイ・ブロークン・マリコ』
著者:平庫ワカ
定価:715円(税込)
レーベル:BRIDGE COMICS
発行:株式会社KADOKAWA
試し読み: こちら

『マイ・ブロークン・マリコ』は2022年9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:タナダユキ
出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会