SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021で観客賞&優秀作品賞をW受賞した『夜を越える旅』が10月21日(金)より公開されることが決定した。
漫画家志望の春利は、大学を卒業しても夢を諦めきれず、半ば同棲中の恋人のヒモ状態。そんな後ろ めたさから逃げ出すように、学生時代の友人たちと1泊2日の旅行に出かけるのだが、その最中に応募していた漫画賞の結果が落選だったことを知り自暴自棄になってしまう。そこへ、かつて思いを寄せていた小夜が遅れて合流してくるのだが、春利の微かな高揚感と淡い下心とは裏腹に、事態は思いも寄らない阿鼻叫喚の地獄へと転がり始めてゆく…。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021にて観客賞と優秀作品賞をW受賞し、昨年の東京国際映画祭でも公式上映、現在韓国で開催中の富川国際ファンタスティック映画祭(7月7日~17日)での上映も決定するなど、国内のみならず、海外でも注目を集める映画『夜を越える旅』が、10月21日(金)より全国で公開、そして10月7日(金)より撮影地・佐賀のシアターシエマにて先行上映されることが決定した。
監督を務めたのは、佐賀を舞台に<予測不能のロードムービー>を作り上げたのは、福岡を中心に映像制作を行っている萱野孝幸。萱野監督は、九州大学芸術工学部 画像設計学科卒業。福岡県内でオールロケが行われた『カランデイバ』(18)、『電気海月のインシデント』(19)に続き、本作でも九州出身の俳優を数多く起用し、地方からの発信にこだわりを持つ。和やかな雰囲気で進む旅行の風景から、遅れてきた参加者・小夜の登場で物語は一転する。予測不能の展開と、巧みな演出は観客を魅了し、世界中の映像作家が集うSKIP シティⅮシネマ映画祭2021において観客賞と優秀作品賞をW受賞の快挙を達成。さらに、泉谷しげるらが出演する新作『断捨離パラダイス』(監督・脚本)が公開を控える。
主人公・春利を演じる高橋佳成も萱野監督同様に九州を拠点として活動する役者のひとり。福岡放送 開局50周年スペシャルドラマ「天国からのラブソング」照山康正役をはじめ、映画・舞台に出演するなど多方面で活躍中。また萱野監督作品には毎回登場するほど、監督からの信頼は厚く、本作でも不思議な萱野ワールドを全力で体現している。また物語の鍵となる小夜を演じる中村祐美子の怪演や、高橋同様九州を拠点として活動する俳優陣の熱演も必見。予測不能の物語を個性豊かに彩っている。
『夜を越える旅』は2022年10月21日(金)より新宿武蔵野館ほか全国で公開、10月日(金)より佐賀・シアターシエマにて先行上映!
監督:萱野孝幸
出演:高橋佳成、中村祐美子、青山貴史、AYAKA、桜木洋平、井崎藍子、荒木民雄
配給:クロックワークス
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