『Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem(原題)』が『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』の邦題で2023年に公開されることが決定した。

アメリカでキャラクターが誕生してから38年。コミック・ゲーム・TVアニメそして映画シリーズと様々なコンテンツを生み出してきた大人気シリーズ『ミュータント・タートルズ』。これまでに全世界170の国と地域かつ50言語で展開され、全世界での認知は93%に到達(※パラマウント・ピクチャーズ調べ)。さらに2010年代に公開されたマイケル・ベイ製作の実写版シリーズ(『ミュータント・タートルズ』/2014年公開、『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』/2016年公開)を含めた、シリーズの映画全世界累計興収は12億ドル(約1620億円=1ドル135円換算)を超える。

日本国内でも1990年代に映画、アニメシリーズやゲームが公開・発売されて以降根強いファンベースを誇るシリーズだが、昨今でもアパレルを始めとして若年層にも人気のファッションブランドやセレクトショップなどとの様々なコラボが続々決定としており、即完売する商品も多数登場!加えて主要コンソールでのクラシックゲーム発売、カプセルトイやフィギュアを中心としたコレクターズアイテムの発売などを通してポップカルチャーのアイコンとしての存在感を確立、日本での”タートルズ熱”も年々さらに高まり続けており注目を集めている。

そんな、“世界中で最も愛されるカメ”たち4人が新たな劇場アニメ映画をひっさげて、2023年に全世界のスクリーンに登場する。今回カメたちとタッグ組むべく、ハリウッドが誇る新進気鋭のクリエイターたちが“タートル・ファミリー”に参画。本作のプロデューサーを務めるのはハリウッドの大人気コメディ俳優でもあるセス・ローゲン。共同プロデューサーであるエヴァン・ゴールドバーグとはスマッシュヒットした3DCGアニメーション作品『ソーセージ・パーティー』(2016)などを世に送り出しており、今回もワイガヤの楽しい作品に仕上がることは間違いない。

監督を務めるのは、Rotten Tomatoesで97%を獲得するなど批評家から絶賛を受け、第49回アニー賞で作品賞など最多8冠に輝き、さらにアカデミー賞長編アニメ映画賞にもノミネートされた『ミッチェル家とマシンの反乱』で共同監督としてデビューを飾った新進気鋭のフィルムメーカー、ジェフ・ロウ。

アメリカの公開日がちょうど一年後となるこの日(米国時間8月4日)にセス・ローゲンのTwitterアカウントにてオリジナルタイトル&ロゴが初お披露目となったが、なんとそのロゴはニューヨーク市某所に実際に描かれたウォールアート。「ミュータント・タートルズ」シリーズの舞台であるニューヨーク市で仕掛けた粋な演出となっている。

また、昨年6月にアメリカの公開日がローゲンのTwitterアカウント発信でアナウンスされた際、主要登場人物の一人である「レオナルド」の授業ノート風画像も一緒に投稿された。元々のアメリカの公開日である2023年8月11日の日付、「科学1(Science 1)」の教科名、そして元素記号が並ぶ。同じく主要人物である「エイプリル」や「ミケランジェロ」の名前、レオナルドが持つ刀、そして本シリーズの重要なコンセプトの一つであるミュータント(mutant)については「遺伝子の順列を変えるもの、そして生命体内の多様性/ダイバーシティの主要因」という定義が書かれている。彼ら自身がミュータント=変異したカメなのだが、科学について学んでいる様子を描いているのだろうか?ファンの妄想をくすぐる様々な情報が入っており続報が待望されていたなかで、実にタートルズらしい小粋なロゴがお披露目され、徐々にヴェールを脱ぎ始めた本作への期待がいっそう高まる。

ローゲンは以前インタビューにて、「子供のころからの生粋のタートルズファンとして、(英語オリジナルタイトルにも入っている)’ティーンエイジ(=10代)’という部分がなぜかずっと頭から離れなかったんだ。ティーンエイジ映画が大好きな人間として、またティーンエイジ映画をたくさん作ってきた人間として、タートルズのティーンエイジの要素を突き詰めて映画をつくるというアイデアにものすごく惹かれてしまったんだ。」と語っており、ティーンエイジの要素を中心にした“誰も見たことのない”新たなタートルズの誕生を期待させる。

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』は2023年に公開!
監督:ジェフ・ロウ
配給:東和ピクチャーズ
©2022 Paramount Pictures