橋本環奈がピンクボブのゆるふわ最強ヒットガールを演じる映画『バイオレンスアクション』の“ボリュメトリックキャプチャ”を採用したアクションシーンの現場レポートとメイキングカットが解禁された。

小学館「やわらかスピリッツ」で連載中の浅井蓮次と沢田新による超人気コミック「バイオレンスアクション」を実写映画化した本作。ピンクのショートボブでゆるふわな雰囲気の女の子・菊野ケイが日商簿記検定2級取得を目指し専門学校に通いながら、アルバイトをする日常を描く。ただし、そのバイト先は指名制の殺し屋で、ケイはナンバーワン指名の実力を持つ超凄腕の殺し屋<ヒットガール>。どんな相手にも臆せずターゲット撃破を完遂し、バイトが終われば颯爽と現場を後にする。そんなケイに史上最悪の依頼が舞い込んでくる―。主人公・菊野ケイ役に橋本環奈、ケイに急接近するヤクザの会計士テラノ役に杉野遥亮、ケイに想いを寄せる同級生・渡辺役に鈴鹿央士、ケイのバイト先の店長役に馬場ふみか、殺し屋の金子役に森崎ウィン、狂犬ヤクザのアヤベ役に大東駿介、凄腕スナイパーのだりあ役に太田夢莉、ほかに佐藤二朗、城田優、高橋克典、岡村隆史らが出演する。

斬新なアクションシーンを撮影するにあたり、日本初となる最先端の撮影手法ソニーの“ボリュメトリックキャプチャ技術”が採用されている。スポーツやミュージックビデオの分野で使われることが多いが、日本の商業映画で使用されるのは本作が初となる。グリーンバックで囲まれた円柱状の専用スタジオには100台以上のカメラが360度に設置されており、スタジオ内の俳優陣の動きを3Dでキャプチャ。それを高精細な3D CGデータとして再現する。

通常のアクションシーンの撮影では、カットを細かく割って撮影することが多いが、本技術を使うことで一連の流れで撮影することができる。ボリュメトリックキャプチャで撮影することのメリットについて、VFXスーパーバイザーの鎌田康介は「カメラを自由に動かすことができるので、それにより監督が求める映像をうまく表現できるようになりました。今までにない新感覚の映像になっていると思います」とコメント。通常ではカメラが入れないような角度から撮影された躍動感満載のアクションシーンに要注目だ。

そんなボリュメトリックキャプチャが最大限に活かされたのが、橋本演じる主人公ケイと、城田演じる最狂の殺し屋みちたかくんのバトルシーン。専用スタジオでは、橋本と城田が入念にアクションの確認を行っていた。何度も共演経験のある2人は、さすが息の合った動きを見せ、ブンブンという音が聞こえそうな城田のパンチ、それに応じる橋本の動きも完璧だ。「よろしくお願いします!」という橋本の気合を合図に、2人はスタジオ内へ。最初のカットは一発OK。互いにタイミングを合わせながらカットを重ねていく。360度グリーンバックに囲まれた撮影は苦労も多く、「どこを見ても同じ光景だから前後がわからなくなる」と悩む橋本。田渕アクション監督の激励を受けながら、カットを重ねるごとに2人の動きは精度を高め、最後に瑠東監督の「OK!」の声にその場にいた全員から拍手が沸き起こった。

映画公開日の前日8月18日(木)には、 ソニーグループのポータルサイト 公式YouTubeチャンネルにて、ボリュメトリックキャプチャ技術を紹介する特別映像『バイオレンスアクション』制作裏スペシャル動画が解禁される。SNSアカウントでも貴重なアクションシーンのメイキング映像を交えた制作裏が紹介される( Twitter(@SonyGroup_JP) Instagram(@sonygroup_jp) Facebook(@SonyGroup.Global))。

『バイオレンスアクション』は2022年8月19日(金)より全国で公開!
監督:瑠東東一郎
出演:橋本環奈、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、森崎ウィン、大東駿介、太田夢莉、猪塚健太、箭内夢菜、兵動大樹(矢野・兵動)、くっきー!(野性爆弾)、佐藤二朗、城田優、高橋克典/岡村隆史
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©浅井蓮次・沢田 新・小学館/『バイオレンスアクション』製作委員会