『ONE PIECE FILM RED』の公開記念舞台挨拶~クラゲ海賊団の宴~が8月18日(木)に丸の内TOEIで行われ、田中真弓、山田裕貴、霜降り明星(粗品、せいや)が登壇した。

1997年より「週刊少年ジャンプ」にて連載開始した超人気コミック『ONE PIECE』(尾田栄一郎・著/集英社刊)。コミックスの全世界累計発行部数は5億部を超え、単行本は100巻の大台に乗り(8月13日現在、既刊103巻)、テレビアニメも1000話を突破。連載は今年7月で25周年を迎え、ついに最終章に突入。原作・アニメ・映画など、この夏怒涛の“OP祭り”が展開空前の盛り上がりを見せている。8月6日(土)に公開された『ONE PIECE FILM RED』は、2022年オープニング作品週末土日2日間動員・興行収入No.1、『ONE PIECE』映画No.1スタート、さらに東映歴代オープニング週末土日2日間動員・興行収入No.1となる大ヒットスタ―トをきった。

“クラゲ海賊団の宴”と題して、クラゲ海賊団を演じた山田、粗品、せいやが登壇した今回の舞台挨拶。「連載開始の頃から読ませていただいて、漫画は7周くらいしたかな。本当に大好き」と言う山田は「俳優になろうともしていない頃から、“いつか『ONE PIECE』の声やりたい”とか、居酒屋さんでバイトしていた時に、ネームプレートに『俳優王に俺はなる』って書いて」と本作への思いを語り、「教科書みたい」と表現した。

一方で、「いろんな感情がありました」という“ONE PIECE初心者”の粗品は「嬉しかったです」と一言。山田と同じく作品の大ファンであるせいやは「成長過程を思い出しました」と高校時代を懐かしむ場面も。

そんなせいやは本作を2回劇場で鑑賞したといい、同じく2回鑑賞した山田と、本作の見どころについて熱く語り合った。山田とせいやはセリフを交えながら、話が止まらずヒートアップ。さらに山田は「ウタの気持ちになりすぎちゃって、『俺、ウタなんかな』というくらい泣く」と、再び熱く語り出し、羽織っていた衣装が落ちてくるほど。

「世界観を壊すことだけが怖かった」というせいやは、自身の役に気づいたかを問いかけると気づかなかった観客も多く、「逆に良かった」と安堵。シャンクスの話題になるとさらに盛り上がり、“山田とせいやの『ONE PIECE』トークショー”の展開に、粗品が持ち合わせた知識で話題に入ろうとするも2人からツッコまれるなど笑いを誘った。

イベントの終盤では、大きな樽が登場し、山田、粗品、せいやの3人がジョッキを持って乾杯の合図をしたタイミングで、樽の中からルフィ役・田中真弓がサプライズで登場。『ONE PIECE』のルフィ初登場シーンを思い出させる演出に、「1話だ!」と驚きのあまりに座り込んでしまった山田。せいやも「生で見れた!」と大興奮だった。

さらに、田中がルフィのセリフを言うと「泣いちゃう…。田中真弓さんなのにルフィに見えてくる」と大興奮。せいやもリクエストをしたものの「そんなの言った?」と返す田中に会場は笑いが包まれた。また、「本当にありがたい。仲間にしたいですね」と言う田中は「裕貴!せいや!…誰だっけ?」と冗談を交えつつ、「お前たちは俺の仲間だー!」という言葉に大興奮の状態となった。

【写真・文/編集部】

『ONE PIECE FILM RED』は全国で公開中!
監督:谷口悟朗
配給:東映
©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会