『バイオレンスアクション』の公開記念舞台挨拶が8月20日（土）にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、橋本環奈、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、森崎ウィン、大東駿介、太田夢莉、城田優、高橋克典、岡村隆史、瑠東東一郎監督が登壇した。

小学館「やわらかスピリッツ」で連載中の浅井蓮次と沢田新による超人気コミック「バイオレンスアクション」を実写映画化した本作。ピンクのショートボブでゆるふわな雰囲気の女の子・菊野ケイが日商簿記検定2級取得を目指し専門学校に通いながら、アルバイトをする日常を描く。ただし、そのバイト先は指名制の殺し屋で、ケイはナンバーワン指名の実力を持つ超凄腕の殺し屋＜ヒットガール＞。どんな相手にも臆せずターゲット撃破を完遂し、バイトが終われば颯爽と現場を後にする。そんなケイに史上最悪の依頼が舞い込んでくる―。主人公・菊野ケイ役に橋本環奈、ケイに急接近するヤクザの会計士テラノ役に杉野遥亮、ケイに想いを寄せる同級生・渡辺役に鈴鹿央士、ケイのバイト先の店長役に馬場ふみか、殺し屋の金子役に森崎ウィン、狂犬ヤクザのアヤベ役に大東駿介、凄腕スナイパーのだりあ役に太田夢莉、ほかに佐藤二朗、城田優、高橋克典、岡村隆史らが出演する。

「みなさんに楽しんでいただける映画だと思うので、もっともっと広がっていったらいいなと思います」と公開を喜んだ橋本。そんな本作について「撮影がハードでした」と言う岡村は「楽しみはご飯を食べること」と振り返り、橋本は「結構アットホーム。ずっと現場にいました。人生ゲームとかしているシーンもありましたし」と明かした。そんな中で「一番しゃべっていたのは鉄砲の指導をしてくれる人」と言うと、銃の扱い方を熱心に聞いていたことを明かしたキャスト陣。

「（橋本が）カメラが回る直前までおもしろいことをしてくださる。ガチガチに緊張していたのでほぐれました」という太田。橋本は「楽しかったという思い出はある」と言うと、馬場も「楽しかった。世間話的なゆるっと」と仲の良さをうかがわせた。

バラエティ番組でも共演経験のある橋本と岡村だが、岡村は「（橋本の）本職の現場を見たことがなかったですから、えげつないくらい引っ張っていくなと。本来なら僕が盛り上げてという役だったと思うんですけど、震えて何もできなくてただ黙って（笑）橋本ちゃんについていった。空気を作ってくれた。ぐいぐい座長として」と称賛、「一番しんどいアクションシーンもしんどい顔も一切しなかった。ただ帰るのだけはものすごい早かった」と明かすと、橋本は「どの現場でも言われます（笑）」と笑いを誘った。そんな撮影現場の空気感については「彼女が引っ張っていった熱量が映像に残っている」と瑠東監督も共感していた。

内容にちなんで“やってみたいバイト”を聞かれると、バイト未経験の橋本は「クレープ屋」と回答し、「生地を焼いているのを見ているのが好きで。生地だけを永遠に焼きたい。あとラーメン屋さんも迷いました。まかないでラーメンが食べられる。人気店のおいしいラーメン屋さんに（笑）」と回答、一方で“やりたいバイトがない”と困り顔の杉野は「ボールボーイ」と答えた。

「おじいちゃんおばあちゃんが営んでいる定食屋さん」と回答した鈴鹿には思わず登壇者も「似合いそう」と声をそろえた。一方で“スタバ”を挙げた岡村は「憧れのバイトじゃないですか？“がんばってね”とか書ける」と憧れを語り、笑いを誘った。最後に橋本は「夏にピッタリな、夏休みに学生さんだったり家族でみんなで見て、笑って泣ける作品です」とメッセージを送った。

【写真・文／編集部】

『バイオレンスアクション』は全国で公開中！
監督：瑠東東一郎
出演：橋本環奈、杉野遥亮、鈴鹿央士、馬場ふみか、森崎ウィン、大東駿介、太田夢莉、猪塚健太、箭内夢菜、兵動大樹（矢野・兵動）、くっきー！（野性爆弾）、佐藤二朗、城田優、高橋克典／岡村隆史
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©浅井蓮次・沢田　新・小学館／『バイオレンスアクション』製作委員会