韓国を舞台に、原作とは異なる新たな物語を描くNetflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』の制作が発表された。
原作漫画「寄生獣」は、1988年に連載が開始し、完結後も20年以上売れ続け、約20の国と地域で累計発行部数2,500万部を突破する日本を代表するベストセラー漫画。豊かな想像力と哲学的なテーマで描かれたストーリーは、アニメ『寄生獣 セイの格率』や、実写映画化により、世代を超えて多くの読者に愛され続けている。ある日、人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食する謎の寄生生物が出現。平凡な高校生活を送っていた泉新一も、一匹の寄生生物に襲われる。しかし、新一の脳を奪うことに失敗した寄生生物は、そのまま右腕に寄生し、自らを「ミギー」と名乗って新一と共生することに。世界では寄生生物と人間が争い合う事態に発展、新一とミギーもその争いに巻き込まれてしまう—。スリリングな展開と世界観に、多くの人々が魅了された。
そんな不朽の名作をベースに、新たな物語を生み出すのは、韓国ゾンビブームの火付け役となったヒット映画『新感染』シリーズや“ネトフリ韓ドラ”代表作のひとつ『地獄が呼んでいる』などを手掛け、圧倒的な想像力で独自の世界観を作り出すヨン・サンホ。混沌とした世界の秩序に面する人間の本質を鋭く洞察し、エモーショナルな描写に定評のあるヨン監督が、本作『寄生獣 -ザ・グレイ-』で、原作「寄生獣」の世界観を基に、新たな韓国作品としてどのように生まれ変わらせるのか期待が高まる。
また、ヨン・サンホと共に脚本を手がけるのは、『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』の脚本家リュ・ヨンジェ。配信後3日の初週末でNetflixグローバルTOP10(非英語シリーズ)入りし、SNSでも「ペーパー・ハウス・コリアすごい。面白い。本家より好きだ!」、「脚本、演出、俳優、全てが最強の作品」と話題の脚本家がヨン監督と強力なタッグを組む。
寄生生物に襲われながらも、脳を支配されずに寄生生物と奇妙な共存生活を送るチョン・スイン役は、『あなたの運命を書いています』や『花様年華~君といた季節~』で主演を務め、作品を重ねるごとに人気を増しているチョン・ソニが務める。これまでラブストーリーを演じることが多かった彼女の新たな演技にも注目だ。また、ヨン監督が手掛ける『新感染 ファイナル・ステージ』にも出演しており、監督からの信頼も厚いク・ギョファンとイ・ジョンヒョンの出演も決定。“独立映画界のスーパースター”ことク・ギョファンは行方不明になった妹を探すために寄生獣を追う男:ソル・ガンウ役を、イ・ジョンヒョンは夫を寄生獣に殺され、寄生獣と戦う特殊部隊「The Grey」のリーダーとなったチェ・ジュンギョン役をそれぞれ演じる。ク・ギョファンは、Netflixでは『D.P.-脱走兵追跡官-』でTVシリーズ百想芸術大賞男性新人演技賞を受賞、『キングダム:アシンの物語』など人気作品にも出演する実力派。イ・ジョンヒョンは、韓国の代表作として名高い『バトル・オーシャン海上決戦』などで持ち前の演技力を発揮してきた名女優。原作からキャストまで各界で名を馳せる面々が結集して制作される、想像を超える世界観と予測不能なストーリーに大きな期待が高まる。
Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』全世界独占配信
監督:ヨン・サンホ
出演:チョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン
©岩明均/講談社