『“それ”がいる森』の完成報告イベントが8月31日(水)に都内で行われ、相葉雅紀、松本穂香、上原剣心、眞島秀和、中田秀夫監督が登壇した。

本作は、 主演・相葉雅紀演じる田舎で農家を営む・田中淳一たちが、得体の知れない“それ”に遭遇するという未知の恐怖を描いた物語。監督を務めるのは、ジャパニーズ・ホラーの代名詞であり、ハリウッドでリメイクもされた不朽の名作『リング』、2000年代興行収入NO.1ヒットホラー映画『事故物件 恐い間取り』など、数々のヒット作を生み出してきたジャパニーズ・ホラー界の名匠・中田秀夫監督。本穂香、上原剣心(ジャニーズJr.)、江口のりこらが出演する。

本作を鑑賞して「いわゆるJホラーとも違って、でもしっかりドキドキハラハラさせてくれて。怖い部分ももちろんですが、家族の物語もあって見ごたえのある作品になっています」と自身を見せた相葉。「(自身は)ホラーをよく見るほう」という松本は「(本読みで)監督がワクワクしながら説明してくださるのを見て、楽しんで撮られてる方だと思って私もこたえられるように楽しんでやれたら」と振り返り、実際に鑑賞して「ニヤニヤしちゃうようなワクワク感もあって、幅広い年代の方に楽しんでいただける映画になっている」と語った。

上原の父親役を演じる相葉だが「ちょっと顔似てるかなと勝手に思っちゃって」と言うと、中田監督は「(オーディションでは)彼(上原)が一番熱くお芝居をしてくれたのと、面影も大切だなと」と意識して選んだことを明かした。そんな上原は撮影中に誕生日を迎えたそうで、相葉はプレゼントを選ぶ際には「お父さんってこんな気持ちなんだろうなと実感しました」と振り返った。その上原は「理想のお父さんという感じがしました」と言い、もらったプレゼントについては「虎の絵が入ってるリュックをもらいました」と明かした。

相葉については「すごく頼もしい」と称賛する中田監督だが、松本がホラー映画好きというのは撮影後に知ったようで「細かく言わなくてもきちっとできていた。アップを撮らせていただいて思わず『うまい!』って言ってました」と言う。

作品の内容にちなんで今までに一番怖かった経験を聞かれると、相葉は「嵐の最初の頃に、心霊現場に行くみたいな仕事ばかりやっていて怖かったです。本当に一人ぼっちにされるんです。シーバーから来る要求に応えることをやっていたんですけど、本当に怖すぎて意識が飛びました。本当に怖かった」と振り返った。上原は本作の撮影時について「角の部屋で隣にだれもいないんですけど、壁の奥から音がして。生まれた中で初めて経験して怖かった」と明かすと、相葉は「今言った!?知らなかった。あったんだ…」と驚いている様子だった。

最後に相葉は「ホラーエンターテインメントなので、観たいけど怖くて行けないかなと思っている方も、誰かと来たら絶対に大丈夫だと思う」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『“それ”がいる森』は2022年9月30日(金)より全国で公開!
監督:中田秀夫
出演:相葉雅紀、松本穂香、上原剣心(ジャニーズJr.)、江口のりこ、尾形貴弘、中村里帆、綾乃彩、松嶋亮太、吉本菜穂子、山下穂大、嶺岸煌桜、潤浩 眞島秀和、宇野祥平、松浦祐也、酒向芳、野間口徹/小日向文世
配給:松竹
©2022「“それ”がいる森」製作委員会