『連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-』の完成披露試写会が9月7日(水)に都内で行われ、ディーン・フジオカ、草笛光子、加藤雅也、阿部純子、御法川修監督が登壇した。
漫画界の巨匠・石ノ森章太郎の「HOTEL」が原作で、1990年代にテレビドラマ化され⼤きな反響を巻き起こした名作だが、このたび、ホテル競争が激化した現在に舞台を移し、「ホテル・プラトン」の凋落と危機をフルオリジナル脚本で描く社会派エンターテイメントとして制作する。主人公・三枝克明は、凋落著しいプラトンの再建のために総支配人として招聘されたホテル経営のプロ。“ホテル座の怪人”と呼ばれる彼は、驚くべきスピードでホテルの全領域に業務改革のメスを入れていくが、彼には隠された秘密と大ききな別の目的があった…。プラトンの命運は?ラストに明かされる驚きの真実、そして三枝の正体とは―。
「ホテルという空間は自分にとって縁の深いものだった」というディーンだが、撮影は「ワクワクした、とても前向きな気持ちで気持ちで」と振り返った。また、「現場での時間を堪能させてもらいました」と特別な時間でもあったというホテルという場所については「仕事でもプライベートでもホテルを転々とするような生活で、この1か月間もホテルを泊まり歩く生活をしていたので、興味は常にあります」と笑顔を見せた。
そんな中で総支配人を演じるうえでは「ギャップを意識しながら演じました」と言うディーンは「一見すると冷徹に仕事を遂行していくスタンスに見えるけど、なぜ彼がそこまでして衝突を恐れずに前に進んでいこうとするのか」と役作りを語った。ホテルを泊まり歩くのが好きだったという草笛も「本当に大変ですね、中身は」と共感している様子だった。
コンシェルジュ役の阿部は「ミステリアスな雰囲気があるんですけど、ディーンさんも一見すると謎めいた感じの印象をお持ちの方もいらっしゃると思う。スタッフさんと私の冗談に突如参加してくださるようなチャーミングなところもあって、素敵な方だと改めて感じました」と振り返った。
また、ホテルへのこだわりについてディーンは「水圧が許せないんです。強すぎたり、弱すぎたり」と明かし、「香りが大事だと思います。強烈なフレグランスは必要ないと思いますが、部屋だけでなく敷地内がいい香りに包まれているとリッチな気持ちになります」と語った。
最後にディーンは「ホテルを題材にしていますが、いろんなサイズ感で起こりうる、ボトルネックの解消法みたいなものが簡潔に繰り込まれていると思います。ホテルのラグジュアリーな空間や衣装、小道具であったり、豊かさの象徴も映ってくると思いますが、それがなぜ凋落してしまったのか、今後より明るい未来に向かっていけっばいいのかというストーリーでいろんなキャラクターが登場し、化学反応を起こし、最終的には見ている方が心から感動を覚える作品に仕上がっていると思います」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
『連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-』(全6話)は2022年9月10日(土)よりWOWOWにてにて放送・配信!
毎週土曜午後10:00 放送・配信
第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】
無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】
出演:ディーン・フジオカ
阿部純子、尾美としのり、とよた真帆、坪倉由幸(我が家)
益岡徹、永井大、根岸季衣、モロ師岡
矢田亜希子、池田良、朝井大智、嘉島陸、髙橋洋
村上弘明(友情出演)/石橋蓮司/加藤雅也
草笛光子
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