橋爪駿輝のデビュー小説を北村匠海×中川大志W主演で映画化した『スクロール』の第二弾キャストとして、松岡茉優、古川琴⾳の出演が決定した。

原作は、YOASOBIの大ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説「スクロール」。物語は、鈍色の青春を駆ける若者たちのリアリティ溢れる青春群像劇。“生きること”そして“愛すること”をエモーショナルに表現し、光が射す明日を強く感じさせてくれるストーリーを独創的な世界観で描くのは、様々な映像のジャンルをクロスオーバーして活躍する清水康彦監督。さらに研ぎ澄まされたセンスで唯一無二の映像美で魅せる川上智之が撮影監督を担当。W主演を務めるのは北村匠海と中川大志。

今回本作の第二弾キャストとして、松岡茉優、古川琴⾳の出演が決定した。子役として活動し、2018年に第42回日本アカデミー賞にて『勝手にふるえてろ』で優秀主演女優賞、『万引き家族』で優秀助演女優賞を受賞。さらに2021年には『騙し絵の⽛』でも同映画賞の優秀主演女優賞を獲得し、現在放送中のNTV「初恋の悪魔」での演技が⼤きな話題を呼んでいる松岡が演じたのは、中川が演じるユウスケとの結婚がからっぽな⼼を満たしてくれると信じる菜穂。

そして『⼗⼆⼈の死にたい子どもたち』(19)でメインキャストの⼀⼈に抜擢され注⽬を集め、NHK朝の連続テレビ⼩説「エール」(20)、NTV「コントが始まる」(21)や、『今夜、世界からこの恋が消えても』『メタモルフォーゼの縁側』(22)などの話題作への出演が続く古川が演じたのは、北村が演じる〈僕〉の書き込みに共鳴し、特別な⾃分になりたいと願う〈私〉。

松岡茉優(菜穂役)コメント

菜穂を演じさせて頂きました。松岡茉優です。
短い期間の撮影でしたが、
北村匠海さん、中川⼤志さんをはじめ
現場のスタッフ、キャストの集中⼒は今でも思い出すほどに
鮮明に記憶に残ります。
ほとんどのシーンがワンカットで進んでいく撮影は
1秒も気を抜けず、緊張感の中でどこか興奮していました。
あの瑞々しい時間がどのように映されているのか、楽しみです。

古川琴⾳(私役)コメント

改めて、⾃分と周りにいる⼈たちのことを考えるきっかけになりました。
⾃分のように近しい⼈でも⾒えている世界は違くて、反対に相容れないような⼈でも同じ世界に⽣きている。
この作品中、⼈との関わりにおいて、いつもよりも繊細になっていたように思います。
そんな気持ちを、清⽔監督やスタッフの皆さん、キャストの皆さんと、時にシェアしながら作っていけたのがとても楽しかったです。是⾮多くの⽅に観て頂きたいと思います。

『スクロール』は2023年に全国で公開!
監督・脚本・編集:清水康彦
出演:北村匠海、中川大志、松岡茉優、古川琴音
配給:ショウゲート
©橋爪駿輝/講談社 ©映画「スクロール」製作委員会