『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督×サーチライト・ピクチャーズが再タッグを組んだ『イニシェリン島の精霊』が第79回ヴェネチア国際映画祭で男優賞(コリン・ファレル)、脚本賞(マーティン・マクドナー)を受賞、併せて公開日が2023年1月27日(金)に決定し、さらに第35回東京国際映画祭での上映が決定した。
第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞したほかトロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞、さらに主演のフランシス・マクドーマンドがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『スリー・ビルボード』から4年。マーティン・マクドナー待望の最新作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りの小さい島で、パードリックは長年の友人コルムに突然の絶縁を告げられる。動揺を隠せないパードリック。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、コルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先に待ち受ける衝撃的な結末とは―。主人公パードリック役を演じるのはコリン・ファレル。
今回、8月31日~9月10日[現地時間]に開催された第79回ヴェネチア国際映画祭にて男優賞(コリン・ファレル)、脚本賞(マーティン・マクドナー)を受賞した。才気に満ちたセリフの応酬とともに喜劇と悲劇のはざまを揺れ続け、突然訪れるクライマックスに震撼する本作は、ヴェネチア国際映画祭でのコンペティション部門でワールドプレミア上映され、15分ものスタンディング・オベーションで大喝采を浴びた。デイリー・テレグラフ、タイム、ハリウッド・レポーターなど世界の有力紙で軒並みの高評価と絶賛レビューが並んだ。さらに米批評家たちによる辛口レビューサイト「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュと驚異的な高評価(9月11日時点)を叩き出している。
父母の故郷を舞台に書かれたマクドナー監督の脚本のもと、主人公パードリックを演じるのは、ヨルゴス・ランティモス、スティーブン・スピルバーグ、テレンス・マリック、オリバー・ストーン、ティム・バートン、マット・リーヴスなど、数多くの天才監督たちにその個性を愛され続け、ハリウッドで独自の地位を築き上げたコリン・ファレル。マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』に続き、3度目のコラボレーションとなるが、親友からの突然の絶縁に悩む主人公の悲喜劇を大胆かつ繊細に演じ、この度の男優賞受賞となった。コルムには『ヒットマンズ・レクイエム』でもコリン・ファレルと共演し、マクドナー監督の世界観に深みを与える、アイルランドが誇る名優ブレンダン・グリーソン。共演には超個性的な面構えと唯一無二のキャラクターとして映画ファンを惹きつけてやまない、バリー・コーガン。そして10代の頃からマクドナー監督に見出され、『スリー・ビルボード』に引き続き理性的な存在感で観るものに清涼感をもたらすケリー・コンドンも共演。
そして、本作の日本公開日が2023年1月27日(金)に決定。併せて、10月24日(月)開幕の第35回東京国際映画祭においてガラ・セレクション部門での上映が決定した。
『イニシェリン島の精霊』は2023年1月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで公開!
監督・脚本:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、ケリー・コンドン、バリー・コーガン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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