『貞子DX』完成披露試写会にキャスト・監督が登壇

『貞子DX』完成披露試写会が9月28日（水）に都内で行われ、小芝風花、川村壱馬（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）、黒羽麻璃央、木村ひさし監督が登壇した。

現代社会に適応しSNSで＜拡散＞される貞子の呪いと、＜呪いの方程式＞を解明しようとする主人公たちの対決を描いた超感覚タイムサスペンスホラーがついに開幕する。貞子の呪いに立ち向かうIQ200の天才大学院生を演じるのは小芝風花。文華と共に呪いに挑む自称占い師・前田王司役には、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE の川村壱馬、協力者の感電ロイド役には黒羽麻璃央。文華の母親・一条智恵子役に西田尚美、妹の一条双葉役に八木優希、呪いの謎の解明に文華を誘う人気霊媒師・Kenshin 役に池内博之、Kenshin の父親・天道琉真役に渡辺裕之ら実力派俳優が集結。若手からベテランまで個性的な俳優陣が揃い、監督・木村ひさし×脚本・高橋悠也のタッグで進化した“貞子”のストーリーを盛り上げる。

本作への出演について小芝は「本当に嬉しい」と笑顔を見せたものの「怖いのが苦手で。『リング』を幼いころに見てトラウマでトイレに夜一人で行けないくらい怖かった印象があって」と明かした。一方で川村は「衝撃でした。ホラー映画のお話をいただけると思っていなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです」と喜びを見せたが、役どころに付いては「ものすごいウザキャラなので。楽しんでいただけたら（笑）」と笑った。

「ホラーが得意ではない」と言う黒羽だが、衣装合わせでは「用意されていた服が真っ白い服で。ウィッグが用意されていて。ガスマスクとか、これはいったい何の作品を撮るんだろうと」と戸惑いもあったと笑いながら振り返った。

また、黒羽は川村の印象について「（撮影後に）ライブに行った時にギャップでどうにかなりそうでした」と笑った。小芝は「人見知りな性格らしくて、お祓いしているときにずっと一人で隅に座っていて、“話しかけないようにしたほうがいいのかな？”と思ったんです。玉串をささげるときに、『昨日の夜から練習してきた』と。“この人まじめだ！”と思いました。ギャップを感じました」と明かし、川村は「そうですね、気にしちゃいます」と振り返った。

一方で川村は「地元が大阪で一緒で年も一つしか違わない。いろいろ共通点があったりして撮影の合間も楽しかったです」と小芝の印象を明かし、「スタッフさんへの振る舞いだったり、座長として現場にいてくれたので、その姿を見てリスペクト出来る存在だと思いました。みなさんに気配りをされている姿が学びになりました」と小芝の佇まいを称賛、これに小芝は「嬉しいです。どんな顔して聞いていればいいのか分からなくてそわそわしています」と照れ笑いを浮かべた。

さらに、本作での貞子について「すごく進化していて…」と小芝が話し出すと、場内が突如暗転し、スクリーンに井戸の映像が投影。続けて、客席後方から貞子が登場し、ステージ上には30人の貞子がサプライズで登場するなど登壇者を驚かせた。これに小芝は「楽しくなっちゃいますね、こんなにいっぱいいると」と笑顔を見せ、川村は「びっくりした」と驚きを隠せない様子だったが、貞子が降壇していくと「親しみやすさもある」と笑顔を見せる場面もあった。

最後に木村監督は「しっかり怖い貞子を作ろうと思って作ったんですけど、出来上がってみると、怖さと悲しさと、貞子に愛情を持てるんじゃないかと思っています」、小芝は「（本作での貞子は）SNSという拡散力が強いものにパワーアップしています。SNSの力は本当に強いので、おもしろいと思ったらたくさん拡散してくだしい」とメッセージを送った。

【写真・文／編集部】