『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の新作映像プレゼンテーションが10月4日(火)に丸の内ピカデリー ドルビーシネマで行われ、ジョン・ランドー プロデューサーが登壇した。
全世界歴代興行収入第1位に輝き、それまでの映像界の常識を一変させた革命的超大作『アバター』(09)。ジェームズ・キャメロン監督が長年心血を注ぎ、新たな金字塔を打ち立てる作品『アバター』の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。舞台は第1作から約10年後、地球からはるか彼方の惑星パンドラの神秘的な世界。元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とパンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の子供たちからなる家族の物語。一家は神聖なる森を追われ海の部族に助けを求めるが、その楽園のような海辺の世界にも人類の侵略の手が迫っていた―。
今回、監督・製作・脚本を務めたジェームズ・キャメロンと共に『タイタニック』『アバター』など多くの超大作をプロデュースし、本作でもプロデューサーを務めるジョン・ランドーが、日本初お披露目となる映像を引っさげて緊急来日、フッテージ映像付きプレゼンテーションが行われた。
ランドー プロデューサーは「本当にワクワクします。映画はみなさんに見ていただくために作っています」と挨拶。12月の公開に向けて制作中の本作について「最終的なポストプロダクション中です」と明かし、「家で見ることができないものを届ける。絶対に大きなスクリーンで見ていただくべき作品。この世界に入っていくような経験を作っています。家族や友達とこの作品の話をすることを期待しています」と観客が本作を劇場で鑑賞することへの思いを語った。
今回の来日について「(ジェームズ・キャメロン監督は)とても喜んでいます」と言い、日本でも大ヒットした『タイタニック』での来日時については「25年前の話。東京国際映画祭で初めて上映し、そのために来日しましたが、日本の方が楽しんでくださったことをとても感謝しています」と振り返った。
現在、『アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター』が公開中だが、続編となる新作では「どれほど3D映画の経験が素晴らしいかを伝えたかった」と言い、「最初の作品より細かくなっています。詳細なテクスチャをパンドラの世界に入れ込むことができました。パンドラの世界はもっと現実味を帯びています」と自信を見せた。
また、リマスター版が若い世代からも反響があることに「映画館に行くと映画が終わった後に会話も弾むと思いますし、これは特別なことです。(本作に)ティーンエイジャーたちを登場させることで、自分たちにより共感できる、インスピレーションを感じる憧れのキャラクターになると思います。恐らく若い方は自分の姿を感じるのではないでしょうか。どういう可能性があるのかを感じると思います」と本作に込めた思いを語った。
本作では水中シーンも見どころだが「重要なのはキャストが本物のパフォーマンスをできること」と語るランドー プロデューサーは「2か月のプログラムを一人一人に行いました。水に入り、息を止めることが楽にできるようにし、実際にダイビングの資格を取りました」と動きの細部までを追求したという。さらに「ハワイの熱帯雨林、そして海洋でリハーサルをしました。そういう感覚を持っていただきたかったです。恐らくパンドラの経験と最も近いと思うことをやりました」と撮影を振り返った。
これまでも水を取り扱ってきたキャメロン監督だが、ランドー プロデューサーは「水は生命を与え、パワーを与え、エネルギーを与えます。ジェームズは、この映画だけではなく、水に対して興味があります。私たちの体も地球もほとんど水です。将来の世界に水がどれほど重要になるのか。“ウォーター”というタイトルの映画は私たちの人生の哲学でもあります」と伝えた。
【写真・文/編集部】
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)より全国で公開!
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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