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近未来を舞台に映像表現の粋を尽くす切なく美しい物語『アフター・ヤン』のコゴナダ監督インタビュー映像と映画のセットの3DCG設定画が解禁された。

遠くない未来。AIロボットのヤンは、ある一家のもとで養女のミカとともに、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしある日、ヤンは突然の故障で動かなくなってしまう。父親のジェイクはふさぎ込む娘のためにヤンの修理の手段を模索するが、その過程でヤンが撮り溜めた断片的な記録映像を発見する。そこには、家族に向けられたヤンの温かなまなざしと、ある秘密が残されていた……。監督・脚本は、前作『コロンバス』が世界中で話題となった映像作家コゴナダ。長編第2作となる本作で気鋭のスタジオA24とタッグを組んだ。オリジナル・テーマ曲を敬愛する坂本龍一に依頼し、音楽を手掛けたAska Matsumiyaの美しいアレンジに加えて、岩井俊二監督作品『リリイ・シュシュのすべて』で多くの映画ファンの胸に刻まれた名曲「グライド」を、Mitskiが歌う新バージョンで甦らせた。

本作の監督・脚本を務めるのは、前作『コロンバス』が世界中で話題となった映像作家コゴナダ。小津安二郎監督の信奉者としても知られる韓国系アメリカ人のコゴナダ監督は、気鋭のスタジオA24とタッグを組み、派手な視覚効果やスペクタクルに一切頼ることなく、唯一無二の未来的な世界観を本作で作り上げた。今回解禁されたインタビュー映像では、本作の原作との出会いや多様な撮影チームから映し見える自身が望む社会の方向性などを語っている。

なかでも劇中の建築については「映画において空間は常に重要だし、重視すべきもの」という考えのもとで「登場人物が動き回りお互いのことを見つめる」ことになる本作の舞台の大半を担う「フレミング家が暮らす空間にストーリーを語らせたかった」と熱弁。「特徴的な空間」に仕上げるべく監督が選んだのは「20世紀半ばの有名な開発業者でモダンな建築を残している」という“アイクラー・ホーム”。このモダンな建築をより本作の世界観へ落とし込むために改装を施した。

インタビュー映像

インタビュー映像では長編デビュー作である前作『コロンバス』から続投のヘイリー・ルー・リチャードソンを「最高の仕事仲間だし大いに貢献してくれた。あの映画(『コロンバス』)が成功したのは彼女がいたからだ。彼女の存在感と演技のおかげだよ」と絶賛している。10月15日(土)には、「【『アフター・ヤン』公開記念】『コロンバス』プレチケ上映」として池袋HUMAXシネマズで監督登壇付きイベントを開催。イベントの企画としてコゴナダ監督への質問募集企画も実施が決定。募集フォームは こちら

【『アフター・ヤン』公開記念】『コロンバス』プレチケ上映

上映作品:『コロンバス』(上映時間103分)
登壇者:コゴナダ監督(Zoom)/MC:SYO
日時:2022年10月15日(土)17:30開映(終映後にアフタートーク)/19:50終演
場所:池袋HUMAXシネマズ シネマ2(東京都豊島区東池袋1-22-10 ヒューマックスパビリオン 池袋サンシャイン60通り)
料金:一般 1600円(※システム利用料として<通常会員 1枚につき160円/Filmarksプレミアム会員 無料>が別途必要)
チケット購入方法: プレチケWEBサイトにて販売
入場者全員プレゼント:特製レンチキュラーカード&プレスシートセット(ともに非売品)

『アフター・ヤン』は2022年10月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで公開!
監督・脚本・編集:コゴナダ
出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
配給:キノフィルムズ
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