『もっと超越した所へ。』公開直前イベントに前田敦子＆菊池風磨らキャストが登壇

『もっと超越した所へ。』の公開直前イベントが10月11日（火）にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、前田敦子、菊池風磨、趣里、千葉雄大が登壇した。

2015年スズナリで大評判となった傑作舞台「もっと超越した所へ。」を劇作家・根本宗子自ら映画脚本にし、クズ男を引き寄せてしまう4人の女性たちが、めんどくさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながら、エネルギッシュに生きる様を痛快に描く。恋愛間違えがちなデザイナー・真知子を前田敦子、その彼氏でやっかい系のヒモストリーマー・怜人にSexy Zoneの菊池風磨、子役上がりタレント・鈴には趣里、あざと可愛いボンボン・富を千葉雄大、金髪で内面も彼氏に染まるギャル・美和に伊藤万理華、ノリだけで生きているフリーター・泰造にロックバンド「OKAMOTO‘S」のドラマー、オカモトレイジ、シングルマザーの風俗嬢・七瀬に黒川芽以、落ちぶれた元子役俳優・慎太郎に三浦貴大と個性を発揮する実力派キャストたちが顔を揃える。

先日行われた本作のイベントで“人見知り”ということを語っていた菊池だが「すっかり仲良しこよしですね。そこは超越しました」と言い、「“超越する会”を設けていただきまして」と明かした。さらに「（その会で）さらけ出しました」という菊池に、前田は「入ってきたときから『ただいま！』って」と明かした。さらに千葉も「超越しな仲なので」とコメントした。

イベントでは恋愛のお悩み相談を“超越”するコーナーを実施。“ひどいことを言った後の仲直りの仕方”については「ぬいぐるみを使って仲直り」と提案する千葉に前田は「やれるかといったらやれない。本当に嬉しい？」と返し、困惑する千葉。菊池は「黙ってキスすればいい。女の子からされたらいいか、『許すか』ってなっちゃう」と提案すると、「根本的な解決にならない」とさらに追及する趣里。菊池は「もっと深く愛せばいいんじゃないですか？その先を超越して」と回答を締めくくった。

“好きな人に告白できない”というお悩みには「分かる」と共感する前田。「告白はする派ではない？」という菊池に、「男性は自分から告白したいですか？されても嬉しいですか？」と逆に質問する前田。これには“言いたいほうが言う”という答えで一致した菊池と千葉。前田からは「どういうの見せたらOK？」と告白のタイミングについて質問すると、「耳触るとかにします？野球のサインみたいに」という菊池。千葉は「ドリカムみたいに5回瞬きする」と“サイン”を提案。その後も4人で真剣にタイミングを考え、“ご飯を食べる”“1日過ごす”など語り合った。

さらに“友達が自分の彼氏に告白した”という難問に「大変だ…」と思わず言葉を失う4人。「それは友達なの？」「話すという以前の問題な気がする」と困惑する前田や菊池だが、「付き合ってるのを知ってて、いつ言えばいいのか分からなくて告白してしまったとしたら話し合いしたほうがいい」と共感する部分もあるという趣里。千葉は「彼氏は彼女のことを選んだのだから、それに揺らぐような彼氏ではない」、菊池も「堂々と胸を張ってどういうこと？と」と答えた。

最後に菊池は「自分のちょっとダメなところとか、相手のちょっとダメなところも愛していける、自分の中では納得して好きで一緒にいるんだと肯定してくれる映画だと思います。ちょっとでも自分の事とか相手の事とか向き合い直してもらえたら」、前田は「笑いながら楽しみながら見てもらえればと思います。恋愛するっていいなと思ってもらえる映画です。たくさん楽しい恋愛をしてほしいです。背中を押す映画になっていれば嬉しい」とメッセージを送った。

【写真・文／編集部】