美しく壮大なダーク・ファンタジー『グリーン・ナイト』の声優・水島大宙がナレーションを担当する日本版予告編が解禁された。

14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」は、「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた。この原典を、ロウリー監督自身が深い愛と敬意をもって大胆に脚色。過酷な自然界へと挑む冒険と幻想的で奇妙な旅を通して、自分の内面へと向き合っていく若者の成長物語を、示唆に富んだ斬新で濃度の高い魅惑的な映像で描き出す。アーサー王の甥として恵まれた環境で怠惰な日々を送る主人公サー・ガウェインを演じるのはデヴ・パテル。まだ正式な騎士ではなく未熟でどこか頼りないガウェインが、クリスマスの残酷な“遊び事<ゲーム>”から1年後、未知の世界へと挑んでゆく姿を魅力的に演じる。ジャンル映画をアートの域まで高めてきたA24が贈る初の本格ファンタジー。

今回、日本版予告編が解禁された。アーサー王の時代、騎士を志すものに、その試練は与えられた―。クリスマスの日、アーサー王の宮殿に円卓の騎士たちが揃い宴が催されているところに現れたのは、全身が草木に包まれたような異様な風貌をした緑の騎士。「わしと戦う勇気のある者は?」という呼びかけに名乗りをあげたのは、王の甥でありながらもまだ人々に語れる英雄譚を持たないガウェイン。彼は、緑の騎士の“クリスマスの遊び事”に乗り、その首を一振りで切り落とす。そして緑の騎士はその首を自ら拾い上げ、「1年後に会おう」と高笑いとともに去っていく。1年後、「ただの遊び事では?」と問うガウェインに、アーサー王は「ゲームかもしれないが、終わらせねばならん」と緑の騎士を捜す旅に出るよう促す。緑の騎士と何者なのか、そして“名誉”のために旅をしているのだと言うガウェインを待ち受けるものは―。

旅の途中で彼を導き時に惑わす魅惑的な者たちを演じる、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデル、『スター・ウォーズ』シリーズのジョエル・エドガートン、『エターナルズ』のバリー・コーガンら豪華な個性派俳優たちも登場する。

予告編のナレーションを務めたのは、大ヒットコンテンツ「Fate」シリーズの『劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット』などでガウェインの声を担当した水島大宙。今回ナレーションを担当した感想を「今回、ガウェインの名で繋がることのできた、このご縁にとても感謝しています」と語った。

併せて場面写真8点が解禁された。ガウェインが緑の騎士に一撃を与えるためにアーサー王から剣を授けられる様子や旅立ちを前に装具を着せてもらう姿、アリシア・ヴィキャンデルが1人2役で演じた、ガウェインの恋人エセルと旅で訪れた城で出会う奥方というガウェインと深く関わることになるふたりの女性の姿などが確認できる。

予告編

『グリーン・ナイト』は2022年11月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー
出演:デヴ・パテル、アリシア・ヴィキャンデル、ジョエル・エドガートン、サリタ・チョウドリー、ショーン・ハリス、ケイト・ディッキー、バリー・コーガン、ラルフ・アイネソン
配給:トランスフォーマー
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